ディーラーマンとの交渉次第では「お得」にオプション装着できる
冒頭にも述べたが、メーカーオプションは生産ラインで装着するため、後から付けることができない。購入時に必ず注文しておきたい。
判断に迷うのが、ETC車載器やフロアマットなど、購入後でも装着できるディーラーオプションだ。これは、購入の際、ディーラーマンとの「交渉の状況」に応じて装着を考えたい。
例えば、車両本体からの値引きがほとんどなかった時は、「フロアマットくらいはサービスで装着してください」とディーラーマンに申し出るのもいい。全額サービスでなくても「半額で付けて」という交渉の仕方もある。
それでもディーラーマンがダメの一点張りなら、クルマ用品の量販店などで、ディーラーオプションよりも安価に、購入するクルマ用のフロアマットが売っているので、それを買う方法もアリ。
このほかディーラーオプションには、エアロパーツなども用意される。購入時には装着せず、暫く時間を経過して、お金が貯まったら付ける方法もあるだろう。愛車の見栄えが変わるから、飽き始めた頃に装着すれば、気分を一新できる!
こういう部分も、ディーラーオプションの強みといえる。
文/渡辺陽一郎(わたなべ よういちろう):自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスに転向。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心がける。執筆対象は自動車関連の多岐にわたる。
写真/トヨタ、Adobe Stock、ベストカー編集部