暑中お見舞い申し上げます。今年の夏は本当に暑いですね。となるとやっぱり海のレジャーが恋しくなります。ぐるっと海に囲まれた千葉シリーズ、前回は「コの字カウンター」のお店を紹介しましたが、今回は「アカ」を扱う名店をお届けしたいと思います。「アカ」ってなーに?と思われる方も多いと思います。簡単に言うと「赤いお酒」で通称「アカ」。千葉にはお客様が「アカ」と呼ぶ不思議な飲み物を提供するお店があります。あわせる料理は絶品のモツ焼きやラーメンなど、千葉を代表する食事の数々。ぜひ楽しみになさってください。では「アカの名店」、計2店+αを取り上げます。
千葉三大ラーメン「竹岡式ラーメン」発祥の『梅乃家』
「アカ」の“横綱”ともいうべきをお店をご紹介しましょう。千葉三大ラーメンの一つ「竹岡式ラーメン」(あと2つは「勝浦タンタンメン」、「アリランラーメン」)の発祥と言われる『梅乃家』(千葉県富津市)です。
竹岡式ラーメンの特長は麺に「乾麺」を使うこと。そして、チャーシューの出し汁を麺の茹で汁で割って濃い目のスープにすることです。この界隈は漁業が盛んで、力仕事をした漁師が塩分を補給できるようしょっぱめにしたとか。そして、薬味はネギではなく「玉ねぎ」を使います。初回でご紹介した通り千葉の名産ですね。ちなみに「玉ねぎ」は別皿での提供になります。写真は薬味を入れる前の写真であることをご了承ください(完成形を撮り忘れました)。
当店は、ラーメンはもちろんのこと「アカ」が有名です。その中身は「梅酒の焼酎割」のようで、「梅」がつく店名とぴったりです。突き出しに出てきた「いかり豆」がまた絵になります。柿ピーなどを出すお店はあっても「いかり豆」はあまりお目にかかれません(笑)。その塩っ気が梅酒の果実感とマッチし、ラーメンを待つあいだ至福の時間を過ごすことができます。竹岡式ラーメンの売りである濃い目のチャーシューとの相性も抜群。スイスイ飲んでしまいます。ただ、八角の「アカ」同様、アルコール度数は20度程度と思いますのでどうぞご注意ください。
ちなみに東京でも「竹岡式ラーメン」を食べることができます。中央区日本橋浜町にある『まる竹』は本場にも負けず劣らずの味の濃いチャーシューと乾麺が特徴です。当店の写真で玉ねぎどっさり完成形をご紹介させていただきます。
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¥4,380(税込)
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¥5,400(税込)
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¥5,100(税込)
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¥5,280(税込)