余ったジャガイモの皮を捨てずに工夫してつくったブラマンジェ
美智子さまは日頃から環境に気を遣われてきた。「食材は無駄にせず、ごみを出さないように」と話されていたという。自然環境に配慮することも怠らなかった。
美智子さまのお心を受けて、大膳も工夫を重ねていた。例えば、ジャガイモを丸く剥くと、当然、身のついた皮がたくさん出てしまう。これをなんとかできないだろうか。
そこで、ジャガイモの剥いた皮をミキサーにかけて濾し、沈殿したでんぷんをコーンスターチのように利用して、ブラマンジェをつくったのだ。これを、天皇陛下と美智子さまのお食事に宮内庁職員がお相伴した際に、
「余ったジャガイモの皮でつくったお菓子です」
といってお出ししたこともあった。きっと、甘くやさしい味のお菓子であったろう。
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洗剤を使わず環境にやさしい「アクリルたわし」をすすめる
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