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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・大久保の冷麺の店『板橋(バンギョ)冷麺』です。

歯切れのよさがクセになる

本店はソウルから少し離れた地方都市にある創業40年以上の老舗。

新大久保は1950年代にロッテの工場ができたことから韓国街として栄えたということは読者の皆さんもご存知でしょう。とはいえ「板橋冷麺」はそんな新大久保ではなく総武線の大久保が最寄り駅。あと店名の“板橋”も埼京線のそれとは異なり、本店がある韓国の地方都市の名前だとか。

それはさておき、冷麺なのである。やけに美肌のオモニが運んできてくれたそれは、水冷麺のスープがシャーベット状。舌の上で溶けると牛骨ダシの風味が立ってくる。麺もよくある噛み切れないゴムゴムしたタイプではなく、細麺だけどしっかりコシがありパツンとした歯切れのよさもクセになる。この日はちょうど真夏を思わせる陽気だったこともあり、この冷たさとさっぱりとした味わいがありがたい。

さつまいものでんぷんで作る自家製麺は素麺くらいの細打ちで、ツルッと口に飛び込んでくる表面のなめらかさと弾力あるコシがたまらない。

ハーフ&ハーフ冷麺1200円

『板橋(バンギョ)冷麺』ハーフ&ハーフ冷麺 1200円 水冷麺とビビン冷麺のセット。ビビン冷麺の刺激的な辛さを牛骨ダシを効かせた冷たい水冷麺で癒しつつと交互に味わうと、両者の味がより引き立つ

水冷麺のスープはシャーベット状で解けるほどに牛骨スープの旨みが広がり一方のビビン冷麺は辛さ強め。ほかにもスープビビン冷麺や刺身冷麺も。

『板橋(バンギョ)冷麺』

大久保『板橋(バンギョ)冷麺』

[店名]『板橋(バンギョ)冷麺』
[住所]東京都新宿区百人町1-21-4
[電話]03-5937-6833
[営業時間]11時〜15時半、17時〜23時(22時20分LO)
[休日]無休
[交通]JR総武線大久保駅北口から徒歩3分

撮影/鵜澤昭彦、取材/菜々山いく子
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年7月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「清く冷たいスープに舌鼓の連打!夏にピッタリな冷麺4選!」では、単品としてはもちろん、焼肉の〆としても抜群の冷麺を実食レポートしています。

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おとなの週末編集部
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