■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解: ネズ
杜松はヒノキ科ビャクシン属の常緑針葉樹で、日本では本州から九州にかけて広く分布し、海岸や山地の岩場などに自生しています。
別名は「ネズミサシ(鼠刺)」。葉が硬く鋭い針状で、触れると痛みを感じるほど。諸説ありますが、これが名前の由来といわれています。実際、昔はネズミ除けとして家の周囲に植えられることもありました。
果実は球形で、熟すと黒紫色になり、香り高い精油を含みます。この果実は「ジュニパーベリー」と呼ばれ、とくにヨーロッパではスパイスや薬用として利用されてきました。ジンの香り付けに使われるのもこのジュニパーベリーで、ジンの語源はジュニパーに由来します。
葉や果実から採れる精油は、アロマテラピーや民間療法で抗菌・利尿・消化促進などの効能があるとされてきました。
日本の杜松にも芳香がありますが、ジンの香り付けや食用・薬用として広く利用されているのは、おもにセイヨウネズ(西洋杜松)です。
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