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口コミでお客さまが欧州じゅうから訪れる

私たちが初めて訪れた2012年、すでに「無垢」は多くのお客さまで賑わっておりました。山本さんによると、「最初は日本人の方が来られて、次第に認めていただき、そしてその日本人の方が“ここは本物の日本のラーメンが食べられるよ”と、ドイツの方を連れて来てくださり、そのドイツの方が別のドイツの友達を連れて来てくださる……そんな口コミから、ドイツ以外のヨーロッパの方々も来られるようになりました」

フランクフルトではレストラン「MUKU」として店を構え、最後にラーメンを出すスタイル。今や、ヨーロッパじゅうからお客さまが集まる予約の取れない店に

やがて、フランスで信頼されているレストランガイドに掲載されたこともあり、今ではヨーロッパじゅうからわざわざ訪れるお店となりました。そんな「無垢」のホームページには次のことが書かれています。

「自然からいただく源泉を無垢な想いで人の心を通し、広く世界がその支流まで幸せで満たされる未来を夢見て、無垢の姿勢は仲間と向き合い、お客様と向き合い、そしてラーメンと向き合うこと。そのために食材選び、調理法、器、インテリアなど細部まで妥協せず徹底的に行っています」―。その思いがラーメンに込められているのです。

フランクフルトの「MUKU」店内とスタッフたち

2014年6月25日、「無垢」は、「無垢ツヴァイテ」としてラー博にオープンしました。出店は2020年4月までの7年間でしたが、その間の「無垢」はさらに飛躍します。本店はさらに予約が取りづらくなるほどの評判で、2016年からはフランクフルト国際空港発のJALファーストクラスラウンジ、サクララウンジで、「MUKUまかないカレー」の提供も行うまでになったのです。

横浜とフランクフルトはパートナー都市。ラー博に出店の際は、横浜市の記者 クラブで出店記者会見も行った。写真右が店主の山本さん。左は館長・岩岡
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JALファーストクラスなどの機内食にも採用
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おとなの週末Web編集部
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