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“エクストリーム”なやりすぎ料理マンガの先駆者とも言える『めしにしましょう』の続編が2025年1月から始まった『めしにしましょう 出張食い倒れ編』。そのコミックス第1巻が本日、9月5日から発売開始となった。そこでコミックス第1話を紹介していこう。

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幻の刺身“シンコ”を食す

『めしにしましょう 出張食い倒れ編』

物語第1話の舞台となるのはカツオの消費量日本一と言われる高知県須崎市。そこで主人公、青梅川おめがは農と食のジャーナリスト、山本謙治子と一緒に現地を訪れてメジカ(ソウダガツオ)の稚魚であるシンコ(生後1年未満)の刺身を食べるシーンとなる。

このシンコ、刺身で食べられるのは8月から9月と旬の時期が短く、鮮度が落ちやすいという。このため、高知県のかぎられた地域(須崎市、中須田町)でしか食することのできない「幻の刺身」なのだ。

『めしにしましょう 出張食い倒れ編』

シンコは水揚げされたその日のうちに現地で味わうのが基本。作品中での食べ方、醤油に高知県特産の柑橘類である「仏手柑」(ぶしゅかん)の果汁を多く絞りかけて味わう。

その食感はもちもちとした弾力があり、魚とは思えない旨味が味わえる。現地を訪れた際にはぜひ食べてみたい逸品だ。

『めしにしましょう 出張食い倒れ編』

主人公、青梅川おめがはこのメジカのシンコを使って試してみたい料理を思いつく。それが「うずわ」というのだが……。ちなみにうずわとはソウダガツオのことを指す地方名で、漁師の特権メシ。さあ、これから高知編でどんなエクストリーム料理が生まれてくるのか? それは本編をご覧いただきたい。

『めしにしましょう 出張食い倒れ編』
『めしにしましょう 出張食い倒れ編』

試し読み:https://comic-days.com/episode/2550912964856712848

文/おとなの週末Web編集部、漫画/小林銅蟲

著者:小林銅蟲

2012年頃、当時は一般的ではなかった低温調理などでキロ単位の肉を調理する「やり過ぎ」料理をWEBで発表、名を馳せる。講談社発行の青年漫画誌イブニング(休刊)で『めしにしましょう』を2016年から2019年まで連載。2025年1月から講談社の漫画アプリ(WEBサイト)コミックDAYSで『めしにしましょう 出張食い倒れ編』を連載。

監修:山本謙治

農畜産物流通コンサルタント&農と食のジャーナリスト。農業・畜産分野での商品開発やマーケティングに従事しつつ新渡戸文化短期大学でフードデザイン学科の専任教授、学科長を務める。ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」を運営、著書に『炎の牛肉教室!』(講談社現代新書)、『激安食品の落とし穴』(KADOKAWA)、『日本の「食」は安すぎる』(講談社プラスα新書)など。

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おとなの週末Web編集部
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