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■難読漢字、食べ物編の正解はこちら

正解:アカザ

藜は、ヒユ科アカザ属に属する一年草で、日本では古くから野草として親しまれてきた植物です。畑や道端などに自生し、草丈は30~100cmほどに成長します。

葉は菱形や卵形で、若葉には白い粉状の物質が付着していることが多く、これが特徴的な見た目を作り出しています。夏から秋にかけて、緑色の小さな花を穂状に咲かせます。

古来、食用としても利用されてきました。若葉は柔らかく、茹でておひたしや和え物にするほか、吸い物の具としても使われていました。

なかでも、藜の若菜を具とした吸い物は「あかざのあつもの」と呼ばれ、質素ながら滋養のある料理として知られています。昔の庶民の暮らしのなかでは、身近な野草を使ったこうした料理が日々の食卓を支えており、藜も庶民の生活に寄り添う存在でした。

名前の由来は定かではありませんが、若葉が赤みを帯びることから「赤草(あかくさ)」や「赤菜(あかな)」と呼ばれていたものが、転訛して「アカザ」になったとする説があります。

近年では鉄分やカルシウムなどのミネラル、ビタミンを豊富に含むことから、健康食材としても注目されています。

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『おとなの週末』Web編集部
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