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スキー場の主役

1980年代後半に大学生だった筆者世代では三菱車と言えばユーミンというイメージが強い。ユーミンの楽曲がミラージュのCMソングに使われていたこともあるが、なんといっても苗場プリンスでの『SURF&SNOW in naeba』。当時三菱自動車はそのイベントを協賛。1981年3月に第1回が開催され、ウィンターイベントの風物詩で、2026年は第46回目!! 2月9~23日の間に全8公演が予定されている。97年に筆者は当時付き合っていた彼女と行ったが、その苗場のイベントでも関係者、来場者を含めて2代目デリカスターワゴンとパジェロの多さに驚いた。

加えてセリカGT-FOURが一躍有名になった1987年に上映された映画『私をスキーに連れてって』など日本は空前のスキーブーム。どのスキー場に行ってもデリカスターワゴンは主役だった。クルマを持っていない筆者は夜行バスでスキー場に行っていたが、雪道をガンガン走る姿を見て嫉妬に近い感情を抱いていたのが懐かしい。多人数乗車ができ、いざとなれば車中泊も可能な2代目デリカスターワゴンに憧れた当時の大学生は少なくない。

タフなデリカに憧れた若者は少なくない

三菱の独壇場が続く!?

現行のデリカD:5はライバルがいない孤高の存在と言われているが、デリカスターワゴンでそのジャンルを確立し三菱の専売特許となっている。クルマ界はいいものがあればすぐに他メーカーが追従するのが当たり前ながら、初代デリカスターワゴンが登場した時から考えると50年近くわたりライバルが参入しないのも珍しい。他メーカーはそのマーケットに可能性を感じていないのか、それとも三菱を凌駕するのは難しいと諦めているのか、そのあたりはわからないが、独壇場であることは間違いない。

このジャンルは今後電動化されることがあっても三菱が先導していくことは間違いないだろう。

ミニバン+SUVは三菱の専売特許で他の追従を許さない

【2代目三菱デリカスターワゴン主要諸元】
全長:4460mm
全幅:1695mm
全高:1975mm
ホイールベース:2240mm
車両重量:1740kg
エンジン:2476cc、直列4気筒SOHCディーゼルターボ
最高出力:85ps/4200rpm
最大トルク:20.0kgm/2000rpm
価格:251万2000円
※1986年1月デビュー時のスペック

【豆知識】
三菱フォルテは三菱の4WDの先駆的モデル。このモデルがあったから初代パジェロ、デリカスターワゴンができたと言っていい貴重なモデル。三菱の1トンクラスのピックアップトラックで、日本名はフォルテで海外ではL200として販売された。初代から数えて6代が存在し、現在のトライトンがその6代目となる。三菱のピックアップトラックの源流がフォルテだ。

トライトンの源流的モデルのフォルテ。北米ではL200という車名で販売

市原信幸
1966年、広島県生まれのかに座。この世代の例にもれず小学生の時に池沢早人師(旧ペンネームは池沢さとし)先生の漫画『サーキットの狼』(『週刊少年ジャンプ』に1975~1979年連載)に端を発するスーパーカーブームを経験。ブームが去った後もクルマ濃度は薄まるどころか増すばかり。大学入学時に上京し、新卒で三推社(現講談社ビーシー)に入社。以後、30年近く『ベストカー』の編集に携わる。

写真/MITSUBISHI

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市原 信幸
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