かの国の土地に根付いた飾らぬ滋味がワインを呼ぶ『El Pilon(エル ピロン)』@築地
冬のスペイン、とくに内陸のマドリードはこれがなくっちゃ始まらない。「カジョス」は、ハチノスなどを煮込んだスペイン版モツ煮込み。グツグツと音を立ててカスエラ(伝統的な土鍋)で運ばれる姿は、無骨ながらも“絶対に旨い”と確信させてくれる。
カジョスのマドリッド風1400円、ワイン:グラス700円~
カツオ節を思わせるスモーキーな香りの正体はパプリカパウダー。この独特な風味が特徴で、食べればまったりとした旨みが口いっぱいに広がる。
店主の三原さんは、若い頃にスペインで暮らしていたこともあるとか。それだけに、この店の料理には、現地らしい素朴さや大らかさが浸みこんでいる。
この冬、新しく加わった「レンズ豆の煮込み」もまさにそれ。家庭でよく食べられるというレンズ豆に派手さはないが、食べ進むほどにしみじみと旨い。そこには、スペインでポピュラーな血のソーセージ、モルシージャのコクがひと役買っているのだ。
おおらかで力強い煮込みと、果実味豊かな赤ワインを交互にやれば、体の芯から、ポッカポカだ。
店主:三原晃太郎さん「季節により色々おすすめ料理も登場します」
[店名]『El Pilon(エル ピロン)』
[住所]東京都中央区築地2-14-2セリコ東銀座1階
[電話]03-6228-4499
[営業時間]17時~23時
[休日]水
[交通]地下鉄日比谷線築地駅2番出口から徒歩約2分




