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2026年4月1日から自転車に青切符制度が導入されました。これまで何気にやっていたことも取り締まりの対象になる可能性が高くなりますので注意が必要です。自転車は軽車両に分類されるため、走行する時は交通ルールを順守することが必須で、クルマ、バイクと同様に道路標識に従わなければいけません。

ただ、自転車は免許がなくても運転できます。そのため道路標識に関する知識がなくて当然。今回は見落としがちだったり、運転免許を持っている人でも知っているようで知らない道路標識について見ていきます。

文/おと週Web編集部、写真/ベストカー編集部、写真AC

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似て非なる2枚の標識の意味は?

【問題】
運転免許証を持っている人でもなじみの薄いこの2枚の標識。違いは何でしょうか?

(写真1)

ひし形+黄色地の警戒標識

(写真2)

丸形+青地の指示標識

【答え】
2枚とも時計回り(右回り)の矢印3本で円形を形成しています。ただし写真上の標識は、ひし形の黄色地の警戒標識で、一方写真下は丸型の青地の指示標識となっているのが違う、ということは明らかですが、実はこの2つ似て非なるという表現がピッタリなのです。

上の警戒標識の意味は、近くに『ロータリー』があることの注意を促すものです。対して下の指示標識は、環状交差点(ランナバウト)内では右回りに走行しなさいという指示と同時にランナバウトが存在することを示すものでもあります。

ランナバウトには横断歩道が設置されているケースもあり、自転車で進入する場合は歩行者の通行を妨げてはいけない

では、ロータリーとランナバウトとは何が違うのでしょうか?

ロータリーとは真ん中に通行できない島状のものがある右回りのドーナツ状の道路で、駅前ロータリーなどとしてなじみ深いモノだと思います。原則として信号(点滅信号含む)や一時停止などにより進入車両を誘導しています。

駅前ロータリー(東京都目黒区・東急東横線自由が丘駅前)

一方環状交差点(ランナバウト)は2014年の改正道路交通法で定義された新しい交差点です。ドーナツ状の道路形態はロータリーとは同じですが、ロータリーと差別化するために環状交差点(ランナバウト)という名称で呼ばれています。国はランナバウトの設置を推奨していることもあり、ロータリーの進化系と言っていいかもしれません。

ランナバウトでは進入時に一時停止義務はない。徐行により優先権のある環状内を走る車両に注意して交差点に進入

前述のとおり原則的に信号や一時停止のあるロータリーに対しランナバウトには信号、一時停止は設けられていません。両者の細かな違いを表のとおりです。

註:すべて原則なので、例外も存在する

最も注意が必要なのは、道路形状は同じですが、優先車両が違うことです。ロータリーは左側車両優先の原則から進入車両に優先権があります。一方ランナバウトは道交法上の例外のひとつで、環状内を走行している車両に優先権があります。これはクルマでもバイクでも自転車でも同じです。自転車には直接関係ありませんが、クルマ、バイクの場合はランナバウトに進入する時にウィンカーは不要ですが、出る時には左ウィンカーを出す必要があります。

ここで警告するロータリーの場合、バイクは進入禁止となっている。進入条件の見落とし厳禁

ロータリー、ランナバウトともに進入禁止などで規制されていなければ自転車でも走行可能なので注意が必要です。

※ここで説明した内容は道路により違う場合があります。規制情報などを標識から察知して、安全運転に努めましょう。

標識によってロータリーやランナバウトが表示される場合もある
定価:1650円(税込み) 発売日:2026年2月26日
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この記事のライター

市原 信幸
市原 信幸

市原 信幸

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