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ホンダの朝令暮改

2代目シティはホンダのチャレンジングな姿勢が裏目に出た結果かもしれないが、この朝令暮改的なコンセプトチェンジは一度や二度じゃない。2代目CR-Xから3代目となるCR-Xデルソルへのチェンジ、4代目から5代目へのオデッセイのチェンジ、出るたびにボディ形態、コンセプト、車格が変更されているインサイト(初代~現行の4代目)、エンジンについてもショートストロークからロングストロークへの変更など、朝令暮改はホンダらしさでもあるが、その最初が2代目シティだったのかもしれない。

CR-XからCR-Xデルソルとなって販売激減し存在感もなくなった

新たなものを提案するチャレンジングな姿勢は、多くのホンダファンから支持されるものの、コンセプトを変更して販売面で失敗するケースは少なくない。これはチャレンジング精神旺盛の代償のひとつなのかもしれない。

ホンダは現在苦境に立たされているが、ホンダファンが求めているのは失敗をしないように無難なクルマ作りをするホンダではなく、失敗も含めてチャレンジングなホンダなのかもしれない。

2代目シティは志、チャレンジ精神とも旺盛だったが結実せず

【2代目ホンダシティGG主要諸元】
全長:3560mm
全幅:1620mm
全高:1335mm
ホイールベース:2400mm
車両重量:700kg
エンジン:1237cc、直列4気筒SOHC
最高出力:76ps/6500rpm
最大トルク:10.0kgm/4000rpm
価格:103万9000円
※1996年10月デビュー時のスペック

いいクルマが必ずしも売れるわけではないのがクルマの難しいところ

【豆知識】
初代インサイト(1999~2006年)は当時の燃費世界一を目指したスペシャルかつ実験的なクルマで、ボディ形態は3ドアクーペ。2代目(2009~2014年)は5ドアハッチバックのHEV、3代目(2018~2022年)は2代目よりも上級移行した4ドアセダンのHEV、そして2026年4月にデビューした中国生産の4代目はクロスオーバーSUVのBEVと、コンセプト、車格ともすべて違うという世界的に見ても稀有なモデルと言える。共通しているのは、前のモデルが消滅後にいったんラインナップから消えその後復活している点だ。4代目インサイトは550万円で3000台限定。BEV受難の日本市場で売り切ることはできるのかに注目が集まっている。

2026年4月にデビューした4代目インサイトはクロスオーバーSUVのBEV

市原信幸
1966年、広島県生まれのかに座。この世代の例にもれず小学生の時に池沢早人師(旧ペンネームは池沢さとし)先生の漫画『サーキットの狼』(『週刊少年ジャンプ』に1975~1979年連載)に端を発するスーパーカーブームを経験。ブームが去った後もクルマ濃度は薄まるどころか増すばかり。大学入学時に上京し、新卒で三推社(現講談社ビーシー)に入社。以後、30年近く『ベストカー』の編集に携わる。

写真/HONDA、ベストカー

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市原 信幸
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