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それは2年ほど前。私用で静岡駅で新幹線から在来線に乗り換えた時のこと。「なになに!?この魅惑的過ぎるメニュー!!」と、思わずスマホでメニューを撮った立ち食い蕎麦屋さんがある。それが静岡駅東海道線ホーム『富士見そば』の「明太チーズそば」だ!その時は乗換で時間もなく、泣く泣く食べることはできなかったが、その無念を晴らす時がついにきた。

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新幹線で静岡へ…蕎麦を食べにいく夢を叶える超特急

立ち食い蕎麦を食べるだけの為に新幹線で静岡まで行くという大胆さ。『ニューヨークのセレブがフレンチを食べる為だけにコンコルドでパリに行く』なんて話を昔聞いたが、それにも近い贅沢感。いや、食べる物が立ち食い蕎麦という庶民派だけに、スノッブ感はそれ以上。

そして2年ぶりに『富士見そば』の前に立った。ウホ~あるわ、あるわよ、券売機には『明太チーズそば』のボタンがシッカリと。

購入した食券をカウンターに出し、待つこと一分弱。その間、チラッと調理過程を見れば、蕎麦の上に盛ったモッツァレラチーズの上から熱々のダシを注いでいやがる。すると刹那にとろけゆくチーズ。

明太チーズそば600円

『富士見そば 下り店』明太チーズそば 600円 チーズの白、辛子明太子の赤、ネギの緑。奇しくもイタリアントリコロールの「明太チーズそば」

「もぉたまらん」とカウンターに届いたばかりの丼に割り箸差し入れ、蕎麦をたぐり上げれは、麺線に絡むモッツァレラの艶っぽさ。そして、そんな艶姿以上に、なにしろ、「こいつァァうめェェェ!!」

蕎麦にチーズ。邪道とも思える組み合わせだが、麺、チーズ、そしてダシがケンカすることなく融合し、かつそれぞれの個性が消えてない味の三すくみ。そこに辛子明太子が加われば、魚卵の旨みも相まって、止まらんぞ咀嚼!

続けざま、薬味として鎮座するタバスコ(!!)を数滴垂らせば、こう思わざるえない。

「新幹線で来てよかったぁ」

そんな夢の食事の最終盤。丼の底に残ったダシには、ほぐれた明太子が少々沈殿しているので、それを飲み干せば、これぞ明太チーズそばの感動的クライマックス!

このメニュー、あまりに少ない女性客にアピールする為、10年程前に、まず明太抜きの『チーズそば』を開発。それがSNSで話題になったので、さらなる発展系として辛子明太子をプラスして完成にいたったという。

あ、オレが2年前に気付く前からSNSでは盛り上がってたのね。それもそうだよね、映えるし、旨いもん。

さあ、次の休日は新幹線で静岡への立ち食い蕎麦旅を。

『富士見そば 下り店』@静岡

『富士見そば 下り店』180 円で替え玉もあり。最初に替え玉の食券出すと大盛りになります

[店名]『富士見そば 下り店』
[住所]静岡県静岡市葵区黒金町50、JR静岡駅在来線下りホーム
[電話]なし
[営業時間]7時半~13時半
[休日]火、金
[交通]JR静岡駅東海道本線下りホーム

撮影/谷内啓樹、取材/カーツさとう

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、静岡駅ホームにある『富士見そば』のユニークなメニューの画像をご覧いただけます。

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