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香り高い春菊天がつゆにほどける―ニュー新橋ビルの老舗『丹波屋』

新橋駅前ビルと並び、サラリーマンのオアシスとして親しまれているのがニュー新橋ビル。新橋駅前のSL広場に面し、飲食店やチケットショップ、マッサージ店などが雑多に並ぶこのビルの1階にあるのが『丹波屋』です。

創業は1984年。昼どきには周辺で働く人たちの列ができることも

こちらも椅子のない完全立ち食いスタイル。詰めても7名ほどのこぢんまりとした店内ながら、朝7時の開店から夜7時の閉店まで、ひっきりなしにお客さんが訪れる人気店です。

この店でおすすめしたいのが「春菊天そば」(530円)。立ち食いそばでは定番の人気メニューですが、「丹波屋」の春菊天はひと味違います。刻んだ春菊をさっと揚げたタイプで、衣はごく薄く、濃いグリーンの色合いが鮮やかです。

一番人気の「春菊天そば」。つゆは昆布、かつお節、さば節から丁寧にだしを取っています

そばはしなやかで、喉ごしもなめらか。つゆはかつお出汁の風味が豊かで、ほんのり甘さを感じる味わいです。そこに春菊天をひと口。ほろ苦さがふわっと広がり、時間とともにつゆの中で少しずつほどけて、香りとコクを重ねていきます。しばらくすると箸でつかみにくくなるほど細かくなり、そばに絡めながら食べ進めるのがまた楽しい。最後はつゆを吸った春菊天のかけらまで飲み干したくなる一杯です。

ニュー新橋ビルには、昭和の頃から愛され続ける名店がいくつかありますが、「丹波屋」も間違いなくその一軒。短時間の食事でありながら、しっかり記憶に残る味に出会えます。

[店名]丹波屋
[住所]東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル1F
[営業時間]7:00~19:00(月~金、祝前日、祝後日)
[休日]土・日・祝日
[交通]JR「新橋駅」烏森口から徒歩1分

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