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地域とつながり、最高の旅体験を得られる“ランドリレーション”

このホテルがもっとも力を注いでいるのが、ランドリレーションと名付けられたアクティビティだ。ホテルのキャストと地域の人が手を結び合い、滞在客に沖縄ならではの魅力を味わってもらうのが狙いだという。

「たとえば伝統工芸に従事する方々の多くは、後継者問題や高齢化などの苦労を抱えている。その魅力をしっかり理解してもらって、製品が適正に購入され、次への投資ができるしくみを作っていきたいです」(荒井社長)

暮らしの視点で地域の魅力を掘り起こし、本物のローカル体験を目指すランドリレーション。そのひとつとして、沖縄の伝統的な焼きもの“やちむん”の陶芸体験がある。名工の玉田彰さんが率いる「青風窯(せいふうがま)」は、ブリスティアホテル内の壺やアートワーク、レストランのショープレートなどを手がけた。体験に使用される土は、ホテルを建設する際に発掘された、100万〜200万年前の地層の赤土だ。

50数年前に出身の栃木県から沖縄に来たという玉田さんは、沖縄ややちむんの歴史についても教えてくれた
写真の手びねりのほか、ろくろ体験、シーサー作り体験も用意。「ホテルが建つ土地の記憶」を形にし、自宅で愛用できる

青風窯には、ギャラリーカフェ「土花土花(DOKADOKA)」が併設されている。名工の話を聞き、実際に器作りを体験した後にギャラリーでやちむんを見ると、感慨深いものがある。美しい器でコーヒーをいただいた後に、沖縄ブルーの一輪挿しを購入した。

恩納村の海を一望できるテラス席で、特製ピザとコーヒーでひと息。潮風が心地よい

もうひとつのランドリレーションアクティビティとして、「CAVE OKINAWA(ケイブ オキナワ)」にも訪れた。ここは、ホテルから車で約10分、沖縄県うるま市にある本島中部最大級の鍾乳洞。太平洋戦争時に避難した住民約300人全員が生き延びた、「ぬちしぬじガマ(命をしのいだ洞窟)」でもある。

自然による見事な造形美に触れ、地球と沖縄の歴史に思いを馳せる。最先端のLED照明による幻想的なライトアップも見ものだ

洞窟の中は1年中24度以下に保たれ、ひんやりと快適。紅白の鍾乳石が向かい合うパワースポットや、岩の隙間がハートの形に見える「ハートロック」など、恋愛成就や開運のシンボルも満載だ。

ホテル宿泊者限定で、鍾乳洞の出口にある「FOREST CAFE」でさんぴん茶または沖縄焙煎コーヒーがもらえる

沖縄の土に触れながら伝統文化を体験し、おいしいピザを食べてから歴史的な洞窟を散策……。まさに五感で沖縄を感じられる体験ができた。沖縄恩納村でのホテルステイは、“モノ”から“コト”へのシフトが進むおとな旅を叶える、最適解のひとつかもしれない。

取材協力/BLISSTIA SUITES & RESORT 沖縄恩納村

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萩原はるな
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