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熱々でおいしさが増していく、大須「せろり」の鉄板イタリアン

最後の名古屋スパゲッティは、熱々の鉄板の上に料理がのった「鉄板スパゲッティ」です。ご紹介するのは、『大須せろり(名古屋市中区)』です。

大須せろり

大須という街がこれまた面白い。大須観音の門前町として栄え、大きな商店街が広がり、電気街としても有名です。東京で言えば、浅草と秋葉原を掛け合わせたような街かもしれません。お店に入ると、女性スタッフが気持ちよく迎えてくれます。いただいたのは、「鉄板イタリアン」。こちらのお店ではナポリタンのことをイタリアンと呼ぶようです。トッピングは大好きな目玉焼き。

ほどなく熱々の鉄板が運ばれてきましたが、なんと玉子焼きが敷かれています。その上にパスタ、そしてまた玉子。ダブル玉子になってしまいました(笑)。パスタを一口。熱々でこれは旨い。鉄板で焼かれた卵は少し塩気があり、ビールとよく合います。目玉焼きとはまた違った味わいで、ダブりも結果オーライです。パスタはしっかりとしたアルデンテで、鉄板の熱を受けながら、また少しずつおいしさが増していきます。いやー、旨かった!

せろり(鉄板イタリアン)

レジでは、酔いもあってか、100円玉と1円玉を間違えて出してしまいました。すると、女性スタッフの方が「色が似ていますよねー」とさりげなくフォローしてくださいました。名古屋の方は、ほんと優しい人ばかりです。

名古屋の料理は「とにかく重ね合わせる」のが特長のひとつらしいです。今回取り上げた名古屋スパゲッティも、マウンテンではパスタの上に抹茶と小倉あん、チャオではとろみあんにミラカン、せろりでは鉄板とダブル玉子と、いずれも名古屋メシの個性をよく表す一皿でした。次はどんな料理が待っているのか。そんな期待と不安(笑)を胸に、6回の連載に挑みたいと思います。

文・写真/十朱伸吾
おとなの週末Web専属ライター。全国のご当地グルメを求めて40年余。2013年には、“47都道府県食べ歩き”を達成した。訪れた飲食店は1万軒をゆうに超える。旅と食とお酒をこよなく愛するオプチミスト。特にビールには一家言あり。競馬と写真とゴルフも趣味。週1の自転車ツーリングとサウナでダイエットにも成功した。好きな言葉は「発想力は移動時間に比例する」。

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