今、純喫茶が“エモい”
英語の「emotional(エモーショナル)」を由来とした「エモい」という言葉は、感情が動かされた状態を指していましたが、今ではレトロなものに対して使われています。そこで、エモい純喫茶で食べられるスイーツをご紹介します!
思わず歓声が出るプリン・ア・ラ・モード!
珈琲 西武
新宿三丁目
昭和39年創業。広々としたフロアと赤いビロードの椅子。昨今の純喫茶ブームもあり、週末はもとより、ときには平日も並ばないと入れない人気店だ。
“写メ欲そそる”、“SNSにアップしたくなる”このプリン・ア・ラ・モードやトールサイズのパフェは昭和を知らない若い世代の間でも話題。しかし味は繊細で、プリンも生クリームも自家製にこだわっている。
[電話番号]03-3354-1441
[営業時間]2階・7時半~23時半(日・祝~23時)、3階・12時~23時半(土・日・祝11時~、日・祝~23時)
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか新宿駅、地下鉄新宿三丁目駅から徒歩約3分
※2016年1月号発売時点の情報です。
純喫茶&ホットケーキ好きなら一度は訪れたい名店
ニット
錦糸町
“溶ける途中で落ちないように”、とバターを爪楊枝でとめた『ニット』のホットケーキは、純喫茶好きの間では有名だ。創業51年目。週末には家族連れの姿も目につく。平成生まれの子どもたちにも受け継がれている、まさに昭和の味だ。
高さ8cmほどあるが、大判焼きの皮をふっくらさせたような軽い食べ心地で、実に美味しい! ドリンク付き。
[電話]03-3631-3884
[営業時間]8時~20時、日・祝8時〜18時
[休日]指定の日・祝
[交通]JR総武線ほか錦糸町駅から徒歩約4分
※2016年1月号発売時点の情報です。
「プリンちょうだい!」近隣会社員も頼む懐かしの味
喫茶ヘッケルン
西新橋
店主の信念が詰まった懐かしのプリンが魅力。ここに来たらスーツ姿の会社員もためらわずこう注文する。「プリンちょうだい!」。
ご覧の通り、飾りっ気は一切ナシ。味の決め手となるカラメルは1時間かけて煮詰めた奥深いコクとほろ苦さで、プリンはお母さんの味を思わせる家庭的な素朴さが魅力だ。
しかも普通の2.5倍の大きさ! 江戸っ子口調で語るマスターのお人柄も楽しく、「今があるのはお客さんのおかげ」と30年値段を上げていないという心意気にも泣けてくる。
[電話]03-3580-5661
[営業時間]8時~19時、土8時~17時
[休日]日・祝・第2土
[交通]地下鉄銀座線ほか虎ノ門駅1番出口、都営三田線内幸町駅A3出口から徒歩4分
※2017年7月号発売時点の情報です。
卵がたっぷり! 心落ち着くフレンチトースト
喫茶 ゆうらく
浅草橋
先々代の頃は旅館で、屋号をそのままに1974年、純喫茶として開店。レギュラーメニューはもとより、朝一番のモーニングメニュー、ランチサービスなど、ともかくメニュー豊富でリーズナブル。
あとから拡張したという右手の部屋はやや隠れ家めいて、実に腰が落ち着く。人気のひとつフレンチトーストは卵がたっぷり使われ、焼き加減も絶妙。たっぷりのパウダーシュガーに蜂蜜とマーガリン。プラス100円でバニラアイスをトッピング可。現店主のお父さんが淹れるブレンドコーヒーとの相性もバッチリだ。
[電話]03-3861-9570
[営業時間]7時〜19時、土11時〜16時
[休日]第2・3土・日・祝
[交通]地下鉄都営浅草線・JR浅草橋駅東口から徒歩3分
※2017年2月号発売時点の情報です。
メロンそっくりの「メロンパンケーキ」
喫茶ブリッヂ
銀座
メロンそっくりのデコレーションが遊び心満載の「メロンパンケーキ」。メロンを模したパンケーキはもっちりした生地。中にメロン果肉と、ナイフを入れれば3枚重ねのホットケーキの層からザクザクとお宝のように果肉とアイスが顔を出す。
2度も3度も驚くとはまさにこのこと、社長の考案で5年ほど前に誕生した傑作だ。表面のメロンクリームは果汁を加えて風味を際立たせ、マスカルポーネチーズを隠し味に。昭和の雰囲気漂う店で子供に返って楽しむべし!
[電話]03-3566-4081
[営業時間]11時~20時半(20時LO)、日・祝11時~20時(19時半LO)
[休日]施設に準ずる
[交通]地下鉄丸ノ内線ほか銀座駅C7出口からすぐ
※2017年7月号発売時点の情報です。
おわりに
みなさん、これが世に言う“エモい”喫茶店のスイーツです! 懐かしいと思うのか、むしろ新しいと思うのか、世代によって感じ方が違うと思います。ぜひ訪れて確かめてみてください。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。