MENU
カテゴリから絞り込む
すべての記事
おとなの週末 オリジナルコンテンツ
まとめ記事
お取り寄せ
本誌紹介
ラーメン・つけ麺
カレー
焼肉・ホルモン・鉄板焼き
ステーキ・ハンバーグ
そば・うどん
和食
鍋料理(すき焼き・しゃぶしゃぶ)
ニュース
中華料理
洋食・西洋料理
アジア・エスニック料理
居酒屋・ダイニングバー
バル・バー
カフェ・喫茶店・スイーツ
テイクアウト・手土産
弁当
ファーストフード
おいしくて、ためになる食のニュースサイト
3密回避の安・近・短レジャー! 東京もっこり散歩〜古墳編〜

3密回避の安・近・短レジャー! 東京もっこり散歩〜古墳編〜

地価が高いため隙きあらば平らにされる東京ですが、たまに見かけるもっこりとふくらんだ土地。近づいてよく見てみると、実は古墳だったり富士塚だったりするのです。そんな街中のふくらみを訪ね歩き、その個性的な見た目を楽しむ〈もっこり散歩〉の達人が、いま密かにブームの「古墳」をご紹介します。

perm_media 飛鳥山古墳を画像でチェック!! navigate_next

王子・飛鳥山古墳

子どもたちの声が響き渡る、アットホームなもっこり

古墳は北海道と沖縄を除く日本全国に分布し、数は20万を超えると言われています。学説的にはその地域に住んでいた豪族などの実力者の墓とされていますが、実際に誰が葬られているのか分かっているのは、そのわずか1万分の1、約20基しかないそうです。

一番有名なのは世界遺産に登録された大阪の百舌鳥・古市古墳群の一つ「大山古墳」(別名・仁徳陵古墳)でしょうか。全長525m、墳丘の高さ39.8m、そして独特の前方後円の形状。大きさ、見た目、知名度、どれをとっても日本一の古墳と言っていいでしょう。その他、巨大な前方後円墳は大和朝廷があった近畿圏に集中しています。

一方で東京はどうでしょう? 「東京に古墳なんてあるの?」 という声も聞こえてきます。僕もそう思っていました。でも、あるんです。数も大きさも近畿や関東の古墳王国である群馬や埼玉には及びませんが、あるんです、東京にも。住宅街やビルの谷間にひっそりと、もっこりしてるのです。

飛鳥山古墳

この「飛鳥山古墳」は、東京都北区・飛鳥山公園の雑木林の中にあります。休日ともなれば大勢の子どもたちでにぎわう遊具エリアの奥。そこだけ別世界のような静けさです。

たまたま、娘ふたりがてくてくと雑木林に歩いていったのを追いかけていったら、そこに小さなふくらみがありました。

娘ふたりについていく

ただの小山にしてはちゃんと階段が設えられているし、何やら案内板も立っています。それを見ると、こう書かれていました。

案内板

〈飛鳥山1号墳〜古墳時代後期の直径31mの円墳。平成元年の調査で周囲には幅3.8mの周溝が廻ることが確認された。(中略)公園内では他にも古墳の周溝が確認されており、古墳群が形成されていたようである。〉

ほほう。古墳とな。直径31mはかなり大きいですよ。だけど高さは2mもありません。山ならかなり裾野の広い低山です。ですが登ってみると(登れるんです)、裾野が広い分、頂上までの距離は長く、けっこう登り甲斐があります

頂上からの景色

頂上からの見た目もなかなか。雑木林越しに、遊具の大きなお城の滑り台と楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿が見えます。それがなんだか別の世界のようで、ちょっぴり異邦人気分。あるいは、結界の中に入り込んだような感覚を抱きました。

後々調べたところ、飛鳥山の歴史はこの辺りを支配していた豪族の豊島氏が、元亨年間(1321〜24年)に紀州新宮から飛鳥の社を勧請して山頂に祀ったのが始まりです。

江戸時代の玄門年間(1736〜41年)には、元紀州藩主の八代将軍吉宗が紀州に縁のある飛鳥山に桜の苗木270株を移植したことで桜の名所になりました。

明治時代以降も人が集まるスポットとして栄え、1873(明治6)年には上野公園などとともに日本初の「公園」として整備されます。

階段もある

飛鳥山はNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公のモデルである渋沢栄一が邸宅をかまえた場所としても有名ですね。そう、実は飛鳥山1号墳は旧渋沢邸の庭園内にあるのです。

もしかして、この古墳に登れば渋沢栄一みたいに出世しちゃうかも?

飛鳥山古墳

[場所]東京都北区西ケ原2丁目
[かたち]円墳
[大きさ]高さ推定2m、直径31m
[概要]古墳時代後期の築造。石室も確認されたが発掘調査時には
[交通]JR・東京メトロ南北線王子駅から徒歩4分

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
このグルメ記事のライター
いからしひろき

ライター歴25年。街歩きやグルメ、温泉が得意分野。おとなの週末では2020年2月号まで約3年半「東京タイムトリップ」を連載。著書は「開運酒場」「東京もっこり散歩」(いずれも自由国民社)。個人ブログ http://weekendmania.blog.jp/

関連するキーワード
関連記事
20年前、私はひたすら世界を旅をしていました。南米から中米の旅を終えて、メキシコから国境を越え、いよいよ自由の国アメリカへ。テキサス州ヒューストンまでの夜行バスと図書館で遭遇した驚きのルールをご紹介します。
『おとなの週末Web』では、グルメ情報をはじめ、旅や文化など週末や休日をより楽しんでいただけるようなコンテンツも発信しています。国内外のアーティスト2000人以上にインタビューした音楽評論家の岩田由記夫さんが、とっておきの秘話を交えて、昭和・平成・令和の「音楽の達人たち」の実像に迫ります。細野晴臣の第2回も、「YMO以前」の状況がつづられます。美術家・横尾忠則の要望で、オール・キーボードのアルバムを制作することになり……。
ライター・菜々山いく子が、くすんだ日常生活に彩りと潤いを与えるYouTubeの魅力を紹介する本記事。今回紹介するのは「Genと文庫食堂」。昭和生まれの人、昭和なものが「エモい」と思っている人、どちらも楽しめる動画です。
シュールで過激なのに、眺めていると童心に帰るような懐かしさと親近感があります。「粘土道(ねんどみち)20周年記念 片桐仁創作大百科展」(2021年11月20日~12月19日)は、そんなユニークな中にも観る者の心を和ませる不思議な魅力にあふれた美術展です。お笑い芸人・俳優でありながら、芸術家としての顔も持つ片桐仁さんの集大成。東京都内の会場を訪れると、22年に及ぶ創作の歴史が詰まった圧倒的な光景が広がっていました。
ワインを飲むと具合が悪くなる人がいる。二日酔いの話をしているのでない。「ワイン不耐症」と呼ばれる体質のことだ。その症状は、頭痛、吐き気、発疹、顔面紅潮など。中には赤ワインを飲んだ時に限ってこのような症状が出るという人もいる。人口の7〜8%の人(未成年者を含む)がこの不耐症だと言うのだから、ものすごい数だ。
最新記事
20年前、私はひたすら世界を旅をしていました。南米から中米の旅を終えて、メキシコから国境を越え、いよいよ自由の国アメリカへ。テキサス州ヒューストンまでの夜行バスと図書館で遭遇した驚きのルールをご紹介します。
ハワイ名物から、オリジナルフードまで味わえるレストラン「ザ・アイランド」 1号店が12月2日、東京・銀座にオープンしました。現地定番の味や創意工夫を凝らしたメニューはもちろんのこと、ホテルのロビーのような洗練された店内も大きな魅力です。ゆったりとした時間が流れる優雅な空間で料理をいただけば、慌ただしい師走にあっても、南国ハワイにいるような自分だけのくつろいだ時間を送ることができるでしょう。
マレー半島を旅しているような気分にどっぷり浸れる店だ。数年前、酷暑のクアラルンプールを歩き、汗だくになりながら有名な肉骨茶専門店を訪ねたことがある。
串焼きされた状態で提供されることの多い焼きとん。が、焼肉のように自分で焼いて楽しませる店も。職人の匠の味には及ばないかもしれないが、火を囲み、好みの焼き加減に仕上げるのは、魅惑の食時間なのだ。
コロナ騒動から始まった2021年は、全国に広がる緊急事態宣言やワクチン接種の開始、東京オリンピック・パラリンピック開催に自民党総裁交代など、1年を通じてどこか落ち着きがなかったかも。そんな2021年を締めくくる12月は、「整える」エネルギーを持つ四緑木星が司る。さあ、心も体も環境もすべて整えて、2022年を迎えよう!
get_app
ダウンロードする
キャンセル