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本当に美味しい調味料はどれなのか !?

日々の食生活に欠かせないのが、食材や料理の美味しさを引き立ててくれる調味料。せっかくなら良質なものを使って、より味わい深く仕上げたい。
でも巷には商品がたくさんありすぎて、どれが本当に美味しいのか、また食材とどう合わせればいいのか、イマイチわからないことも多いはず。
そこで、多くの家で使用頻度が高いであろう調味料の中でも、「醤油」・「塩」・「オリーブオイル」に着目。都内の百貨店で売られている中から計31商品を買い求め、実食調査
純粋に「味わい」だけを評価すべく、商品名・価格・メーカー・購入場所・商品の特色などはすべて隠した、ブラインドテイスティングで実施した。
今回は、オリーブオイルのBEST5をご紹介!

多彩な風味が魅力 オリーブオイル

主要産地であるイタリア・スペイン・ギリシャのほか、オーストラリア、トルコ、また国産まで計11本を用意
今回は「エキストラバージンオリーブオイル」に限定した。
商品名やメーカー名を伏せた状態で実食審査。そのままで味わうほか、バゲットや野菜につけて比較した。

都内の百貨店で売られているオリーブオイルから、計11本を用意

【オリーブオイルのマメ知識】

香りをはじめ、フルーティーさ、辛み、苦みが様々で、オリーブオイルの経験値でも、好みの味が分かれる。
まずは味わいのバラエティを押さえつつ、スパイス感覚で気軽に取り入れてみよう。

オリーブオイルにはどんな種類がある?

オリーブの果実を搾ったオイルを精製した「ピュア」と加工していない「エキストラヴァージン」がある。
味のタイプはストロング、ミディアム、マイルドの3つに分けるとわかりやすい。

どうやって使い分ければよい?

ストロングタイプは辛みや苦みが強く、肉のグリルやハーブ系の料理とマッチ。マイルドタイプは、白身魚など繊細な料理や和食と相性がいい。中間のミディアムはバランスがよく万能。

調味料の覆面調査に挑んだのはこの4人

[編集]門脇
[編集]鈴木
[ライター]市村
[ライター]井島

【5位】エキストラヴァージンオリーブオイル ラウデミオ

イ・モーリ

1512円・91g

【加工地】イタリア 【購入先】新宿高島屋

エキストラヴァージンオリーブオイル ラウデミオ

パンチのある 爽やかな辛み

“ラウデミオ”は、イタリア・トスカーナ州のオリーブオイル組合の厳しい基準をクリアしたものに付けられる名称。苦味と辛みが強いストロング。
「ビネガーのような香り。辛みの中にふくよかさも」(井島)。「ビステッカなど肉料理向き」(門脇)

門脇★★
鈴木★★★
市村★★
井島★★★★★
合計12点

【4位】プリモD.O.P

フラントイクトレラ

1404円・100ml

【加工地】イタリア 【購入先】イータリー日本橋三越店

プリモD.O.P

オリーブの青々しさが際立つ

2014年ニューヨーク国際オリーブオイルコンクールで金賞受賞。
「オリーブの青さの中に苦みと辛みがあるけど嫌いじゃない。ミディアムタイプかな」(市村)。「フルーティーさと辛みの加減が抜群。ペペロンチーノに使ってみたい」(鈴木)

門脇★★
鈴木★★★★
市村★★★★
井島★★★
合計13点

【3位】有機エキストラヴァージンオリーブオイル ドルチェ

アルチェネロ

1275円・229g

【加工地】イタリア 【購入先】松屋銀座

有機エキストラヴァージンオリーブオイル ドルチェ

オリーブオイル初心者に◎

南イタリア産オーガニックのビアンコリッラ種とカロレア種をブレンドしたやさしい香りが特長。
「ちょいピリ辛感があるがバランスがいい」(市村)。「魚介のパスタやグリル、モッツァレラに合わせたい」(門脇)。「万人受けするマイルドタイプ」(鈴木)

門脇★★★★
鈴木★★★
市村★★★★
井島★★★
合計14点

【2位】エキストラヴァージンオリーブオイル UNICO

ゴヤ

1383円・229g

【加工地】スペイン 【購入先】新宿高島屋

エキストラヴァージンオリーブオイル UNICO

辛みや苦みも強いフルボディ

スペイン・アンダルシア産のオリーブを収穫1時間以内にコールドプレス製法で搾油。年1回の限定生産。
「フレッシュでサラサラなジュースタイプ。これ、惚れました!」(鈴木)。「ストロング寄りだけど使いやすい。トマトと相性がよさそう」(井島)

門脇★★★★★
鈴木★★★★★
市村★
井島★★★★
合計15点

【1位】小豆島産エキストラバージンオリーブオイル 手摘み

東洋オリーブ

4320円・182g

【加工地】香川県 【購入先】銀座三越

小豆島産エキストラバージンオリーブオイル 手摘み

ほどよい個性で オールマイティ

丁寧に手摘みされた小豆島産オリーブ100%。醤油や味噌とも相性のいいミディアムタイプ。
「青リンゴのような香り。フルーティー&スパイシーでバランスがいい」(門脇)。「豊かな風味で雑味がなく好印象! そのままパンや野菜にかけたい」(鈴木)

門脇★★★★★
鈴木★★★★
市村★★★★
井島★★★
合計16点

予想を超えたクオリティの高さに驚き

門脇(以下、門) 「オリーブオイルって、どうしてもイタリアやスペインのイメージが強いんだけど、1位の『手摘み』は小豆島産。うれしかったし、驚きだったね」
市村(以下、市) 「ちょっとお値段は張りますが、納得の味わいでした」
「2位のゴヤの『ウニコ』も美味しかった。メリハリが弱いスペインの印象が変わったな」
「皆さんは高評価でしたけど、私はちょっと苦手。ちょっとツウ好みの味ですか?」
鈴木(以下、鈴)「私はツウじゃないけど、今回の中では断トツで好きだったな。コップに入れて飲みたい!」
「実は、オリーブオイルをうまく使いこなせなくて。でも3位の『ドルチェ』は軽やかだし、マイルドで美味しかった」
「初心者でも使いやすいかも」
「4位の『プリモD.O.P』も使いやすそうです」
「そうですね、苦みも辛みもちょうどいい感じ」
井島(以下、井)「5位の『ラウデミオ』は評価に差が。インパクトが強くて好きなんですけど……」
「単体で美味しくても、個性が強すぎると合わせる料理が思い浮かばないんですよね」
「確かに。最初、1位の『手摘み』は物足りないと思ったけど、実際には重宝しそう」
「ランク外になってしまったけど、今まで味わったことのない不思議な味もあったね」
「伝統製法で造られたものでしたが、少し違和感が……」
「私はその不思議系が意外と好きでした(笑)!」
「日常的にオリーブオイルを使っていると、知らない味に対して拒否反応が強いのかも。ほどよい個性と使いやすさがポイントで、全体的にミディアムタイプの評価が高くなりましたね」

【番外編】こんな商品も見つけました!

フレーバー オリーブオイル ごぼう

1296円・130g

【購入先】アコメヤトーキョー

フレーバー オリーブオイル ごぼう

ゴボウの風味が濃厚

甘みが強い岡山県連島地区の「連島ごぼう」を乾燥させ、オリーブオイルに合わせたもの。煮物や味噌汁に垂らすだけで、ごぼうの香ばしい風味が漂って、簡単に料理がランクアップする。

オリーブオイルしらら

1728円・330g

【購入先】紀州梅の里なかた

オリーブオイルしらら

斬新なベストマッチ

スペイン産オリーブオイルとやさしい甘みの梅干し「しらら」の組み合わせ。そのままでワインのつまみにもなるし、オイルと梅、唐辛子を使った和風梅ペペロンチーノも簡単で美味しい!

撮影/鵜澤昭彦 文/井島加恵
※覆面調査に使用した調味料はすべて都内の百貨店で購入したものです。エリアや店舗によって取り扱い内容が異なる場合があります。また、購入先と購入価格は2020年3月時点のものです。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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terasaki
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