MENU
カテゴリから絞り込む
すべての記事
おとなの週末 オリジナルコンテンツ
まとめ記事
お取り寄せ
本誌紹介
ラーメン・つけ麺
カレー
焼肉・ホルモン・鉄板焼き
ステーキ・ハンバーグ
そば・うどん
和食
鍋料理(すき焼き・しゃぶしゃぶ)
ニュース
中華料理
洋食・西洋料理
アジア・エスニック料理
居酒屋・ダイニングバー
バル・バー
カフェ・喫茶店・スイーツ
テイクアウト・手土産
弁当
ファーストフード
おいしくて、ためになる食のニュースサイト
アイスや牛乳など「隠れセコマ」も魅力 北海道の人気ご当地コンビニ「セイコーマート」の商品が首都圏でも買える理由(後編)

アイスや牛乳など「隠れセコマ」も魅力 北海道の人気ご当地コンビニ「セイコーマート」の商品が首都圏でも買える理由(後編)

北海道の人気ご当地コンビニエンスストア「セイコーマート」のプライベートブランド(PB)商品を、大手ドラッグストアチェーン「ウエルシア」など道外の小売店でも見かける機会が増えました。セイコーマートを運営するセコマ(本社・札幌市)が道外にも商品を卸す外販事業に注力しているためです。同社執行役員で広報部部長の佐々木威知さんにその理由についてオンラインで聞くと、北海道への熱い思いが伝わってきました。

perm_media 《画像ギャラリー》アイスや牛乳など「隠れセコマ」も魅力 北海道の人気ご当地コンビニ「セイコーマート」の商品が首都圏でも買える理由(後編)の画像をチェック! navigate_next

2015年に外販部門を都内に開設 「北海道を豊かにするため」

札幌市のセコマ本社(提供写真)

――セコマさんが外販事業に本格的に乗り出されたのはいつからでしょうか

「2015年に外販専門の部署を東京都内に開設してからです。当時の赤尾昭彦会長と2人の営業担当者が常駐していました」

――会長直々に東京の営業活動に乗り出されたわけですね

「北海道の食は『良質でおいしい』イメージを持っており、それ自体がブランドです。セコマブランド商品の特徴は、北海道の産品を活用して北海道の工場で製造しているものが多く、地域の方々に消費して頂くだけでなく、道外や海外へ販路を拡大することで、北海道の食をPRしブランド価値向上に努め、同時に生産者や地域の工場に雇用も含めた経済循環を目指す取り組みです。一言でいうと北海道を豊かにしたいという想いの取り組みです」

セコマ執行役員で広報部部長の佐々木威知さん

――外販事業の強化にあたって新たにブランドも作られていますね

「はい。2016年には製造するブランドを『Seicomart(セイコーマート)』やその他のブランドから「Secoma(セコマ)」に統一し、セコマブランド商品として小売事業と分けることで、小売店様にも販売しやすいブランドの育成に取り組んでいます

――それで商品パッケージには「セコマ」と書かれるようになったのですね

「チェーン店名と同じブランドを小売店様が扱うことに抵抗感があると考えて、小売りの新たなブランドを立ち上げました。我々としては、セイコーマートのことを知らない方にも『セコマという良い北海道の商品がある』と認識してもらうことを目標にしています

――ウエルシアさんに商品について聞いたところ、同じような認識を持たれていました

「うれしいですね。最近では色んなチェーン店さんからもセコマブランドを評価、認知いただけていると感じています。セコマの商品はこだわりを持って育てていますから、発売期間は短い流行りものではなく、定番として愛され、産地の地域経済を豊かにできるような商品を作りたいと思っています」

地域振興の願いを込め、産地名を商品に

増毛町産の洋なしを使ったシャーベット。産地名が入った商品が多いのもセコマブランドの特徴(提供写真)

――先ほども「北海道の食をPRしブランド価値向上に努め、同時に生産者や地域の工場に雇用も含めた経済循環を目指す」というお話がありましたが、具体的にどのようなものでしょうか?

地域の特産品を使い、特徴ある商品づくりを地域でしていくという事です。例えば、(北海道北西部に)増毛町(ましけちょう)という町があって洋なしが名産なのですが、それを使った洋なしシャーベットが最近登場しました。商品にも『増毛町産』と入れています」

――なるほど。オホーツクの滝上町(たきのうえちょう)産ハッカを使用したミントハイボールも、余市町産の完熟トマト酎ハイも産地が入っていますね

商品開発は北海道の産物の品質の高さを知って頂くと共に、町名をパッケージに明記することで地域振興にも取組んでいます。地域外の方にその場所に興味を持ってもらうだけでなく、産地の方にも地元には誇れる商品があるということを感じてもらいたいと思っています

セコマブランドを表示しないOEM商品も

セコマブランドの牛乳。こちらはウエルシアで販売中のパッケージ(提供写真)

――(JR東日本のエキナカで展開する)「NewDays」さんで行われた北海道フェアでもセコマさんの商品が並んでいました。前回の取材ではウエルシアさんの店舗へ伺ったのですが、どのくらいの数の会社とお取引をしていますか?

「会社さんによって取扱期間は通年だったり、スポットだったりケースバイケースですが、全国300社ほどお取引があります

――セコマブランドとOEM(他社ブランド生産)の割合はどのくらいでしょうか

「ほとんどの小売店さんがセコマブランドのものを希望されます。一部、OEMで小売店さんのブランドとして展開しているものもあります。牛乳であれば『豊富牛乳公社』、アイスであれば『ダイマル乳品』という会社名が製造者名に記載されていれば、セコマグループで作っている商品ですね

――これは「隠れセコマ」と言っても良いのではないでしょうか。もしかしたら意識をしていないところで私たちがセコマさんの商品を購入している事もありそうですね。外販するために製造体制も拡大されたのでしょうか?

「そういう機会もあると思います。(製造体制については)大規模に増やすということはなく、今ある設備の稼働率を上げています。製造能力にも余力があるので、その範囲で効率的に稼働させることでお客様にお求めやすい価格で提供できることに繋がっていきます」

――他に外販事業において重要なポイントはありますか?

「外販で重要視していることは、お客様が普段購入されている商品とほとんど変わらない価格で買っていただくことです。お土産品のように高いものではなく、日常の商品として購入できる価格で北海道の商品を楽しんでいただくことが、先ほど話していた商品を育てる、それが定番化につながっていくと考えています」

――「110円(税抜き)パスタ」を最小限のプラス料金で食べられるのは大変ありがたいことなんだと感じました(笑)

「そうですね(笑)。そのような価格で買っていただくためには物流ルートの構築も非常に大事です。北海道は唯一、橋でつながっていない場所で、輸送コストもおのずとかかってくるので、できるだけコストを下げることがカギです」

――確かに。購入してくれる小売店を見つけることばかりに目を向けていました

「特に牛乳やアイスなど北海道の商品は温度管理が必要なものが多いので、トラック、倉庫の体制も冷蔵、冷凍対応していなければなりません。東京の部署ではそういった対応ができる業者さんを見つけて交渉することも大きな業務のひとつです」

――物流ルートを確保して外販事業が成り立つ訳ですね

「もともとは、トレーラー1本分の商品を製造して北海道から取引先まで運ぶというお取引がメインでした。こういった取引規模がないと、アイス10ケースで売るような量では店頭で販売される価格が(北海道のセイコーマートと比べ)かなり高くなってしまいます。店頭での小ロットの販売をするためには、商品がストックできる中継地点を作らなければなりません。2018年には茨城県に倉庫を作って小ロットのご注文と配送に応えられるようにしました

2018年から稼働する常陸那珂倉庫=茨城県(提供写真)

東京はセイコーマート未出店 今後の出店は?

このオレンジ色の店舗に心が癒される方も少なくないはず(提供写真)

――茨城県と言えばセイコーマートさんの店舗もあります。店内調理の「HOT CHEF(ホットシェフ)」がある店舗もあって、お店を訪れると個人的には北海道に帰ったようなホッとした気分になれます。東京での出店は今後ないのでしょうか?

「ありがとうございます(笑)現在、セコマ事業はコンビニエンスストアチェーン展開、メーカーとしての製造、物流の3本の柱で展開しています。北海道という原料に恵まれた背景を考えると、現状、道外についてはメーカーとして展開していくという事が良いのではと考えています

――なるほど

「コンビニエンスストアの店舗数も飽和状態になっています。そういった点からも積極的な店舗展開ではなく、北海道で製造した商品を道外の方に楽しんでいただくことに力を入れていきたいという方針です

――ありがとうございました。北海道の特産品を使った色々な商品を東京でも食べられることを楽しみにしています!

気になって「隠れセコマ」を探してみると…

取材後、セコマブランドを表記しない「隠れセコマ」の商品が気になって、インターネットや店舗などをリサーチしてみました。

「北海道牛乳とクリームの濃厚ソフト」バニラ(提供写真)

「北海道牛乳とクリームの濃厚ソフト」チョコ&バニラ(提供写真)

滋賀県を中心に関西・北陸・東海で156店を展開する総合スーパー「平和堂」。平和堂のプライベートブランド「E-WA!」では、セコマグループのダイマル乳品で製造されたアイス「北海道牛乳とクリームの濃厚ソフト」(バニラ、チョコ&バニラ)が販売されています。

バイヤーの瀬川晃太朗さんによると、バニラは2017年、チョコ&バニラは2018年から扱っているそうで、「お客様からも味が良いと好評です」といいます。

HOKKAIDO SAROBETSU PREMIUM MILK(提供写真)

HOKKAIDO SAROBETSU PREMIUM LOW FAT MILK(提供写真)

大手会員制小売店「コストコ」にも「隠れセコマ」の牛乳がありました。コストコに並ぶ「HOKKAIDO SAROBETSU PREMIUM MILK」は2017年より乳製品販売会社「日本ギリシャヨーグルト」が販売、豊富牛乳公社が製造をしています。牛乳と低脂肪牛乳(商品名はHOKKAIDO SAROBETSU PREMIUM LOW FAT MILK)の2種類を展開しており、コストコでも人気商品のひとつでファンも多いそうです。

ウエルシアで購入したパスタを実食!

購入したパスタ3種。「クリーミーカルボナーラ」「スパゲッティナポリタン」「チキンたっぷりペペロンチーノ」

前編記事取材の「ウエルシア神田小川町店」取材時に購入し、先ほどのインタビューでも登場した「110円(税別)のパスタ」シリーズ3種を紹介します。佐々木さんとのお話でもあったように原料輸送コストのため、北海道とはやむを得ず異なる価格ですが、そのプラスを含んでもお得と感じるボリューム(1商品あたり170~200g)でセイコーマートの人気商品です。

「クリーミーカルボナーラ」

クリーミーカルボナーラ

黒コショウのきいたクリームソースは濃厚な味付けで値段以上の価値を感じます。ベーコンもしっかり入っていて。食べ応えも十分です。個人的に北海道在住時に食べていたお気に入りのパスタです。

「スパゲッティナポリタン」

スパゲティナポリタン

購入したウエルシアで一番人気というスパゲティナポリタン。シンプルですが、こちらもしっかりした旨味のきいた味付けで、昔ながらの喫茶店で食べるような奥行きある味わいです。玉ねぎも入っています。

「チキンたっぷりペペロンチーノ」

「チキンたっぷりペペロンチーノ」

今回改めて食べた中で、一番インパクトを感じました。ごろごろと入った大ぶりなチキンに、唐辛子と強めのニンニクが食欲を増します。これ一つで1食分としても成立する量です。ビールのおつまみとしても相性が良さそうです。

北海道に住んでいた当時は、特に意識をすることなく日常で食べていたパスタシリーズ。遠く離れた東京で、この味を手軽に楽しめることができ、感慨深いです。食べていた当時の思い出も蘇ってきます。もちろん、単純に思い出の味ということだけでなく、改めて完成度の高い味付けや充分なボリュームも実感しました。定期的に購入したいと感じる3品です。

お近くにウエルシアなど商品取り扱い店がある方は、パスタシリーズはじめ、ぜひ一度セコマブランドのコストパフォーマンスや品質の高さを体感してみてはいかがでしょうか。

※商品の販売については品揃えの変更や売り切れという可能性もありますので、ご了承ください。

文・写真/山本孟毅

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
このグルメ記事のライター
関連記事
『おとなの週末Web』では、グルメ情報をはじめ、旅や文化など週末や休日をより楽しんでいただけるようなコンテンツも発信しています。国内外のアーティスト2000人以上にインタビューした音楽評論家の岩田由記夫さんが、とっておきの秘話を交えて、昭和・平成・令和の「音楽の達人たち」の実像に迫ります。細野晴臣の第2回も、「YMO以前」の状況がつづられます。美術家・横尾忠則の要望で、オール・キーボードのアルバムを制作することになり……。
ライター・菜々山いく子が、くすんだ日常生活に彩りと潤いを与えるYouTubeの魅力を紹介する本記事。今回紹介するのは「Genと文庫食堂」。昭和生まれの人、昭和なものが「エモい」と思っている人、どちらも楽しめる動画です。
シュールで過激なのに、眺めていると童心に帰るような懐かしさと親近感があります。「粘土道(ねんどみち)20周年記念 片桐仁創作大百科展」(2021年11月20日~12月19日)は、そんなユニークな中にも観る者の心を和ませる不思議な魅力にあふれた美術展です。お笑い芸人・俳優でありながら、芸術家としての顔も持つ片桐仁さんの集大成。東京都内の会場を訪れると、22年に及ぶ創作の歴史が詰まった圧倒的な光景が広がっていました。
ワインを飲むと具合が悪くなる人がいる。二日酔いの話をしているのでない。「ワイン不耐症」と呼ばれる体質のことだ。その症状は、頭痛、吐き気、発疹、顔面紅潮など。中には赤ワインを飲んだ時に限ってこのような症状が出るという人もいる。人口の7〜8%の人(未成年者を含む)がこの不耐症だと言うのだから、ものすごい数だ。
『おとなの週末Web』では、グルメ情報をはじめ、旅や文化など週末や休日をより楽しんでいただけるようなコンテンツも発信しています。国内外のアーティスト2000人以上にインタビューした音楽評論家の岩田由記夫さんが、とっておきの秘話を交えて、昭和・平成・令和の「音楽の達人たち」の実像に迫ります。今回から登場するのは、細野晴臣です。1969年に「エイプリル・フール」でデビューしてから半世紀以上、「はっぴいえんど」や「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」などで活躍し、日本のミュージックシーンに大きな足跡を残してきた音楽家が、まだそれほど世間に知られていなかった時代のインタビューで語った印象的な話とは―――。
最新記事
ひと言で言えば、安心感があって美味しく寛げるお店。松澤農園の野菜やみやじ豚をはじめ、基本食材は国産で生産者が分かるもの。
夜はなかなか手が出ないけれど、ランチなら高級店の炊き込みご飯も楽しめる!贅を尽くし手を尽くした味わいを存分に満喫させてくれる2軒をご案内します。
1985年、名バーテンダー高橋弘行さんが開業した九州きっての名門バー。鹿児島の旬の柑橘やフルーツを使ったカクテルが人気で、嘉之助蒸溜所のニューボーンも様々な飲み方を提案する。
美味しいのに、単体だと不思議と軽視されがちな気がするワンタン。なんだか妙にいじらしいその味わいを求め、街を徘徊してみました。
代表兼ソムリエの岡田壮右さんは、オーストリアのワイン大使の肩書を持つスペシャリスト。その実力は、ワインと鮨の著書も手掛けるほど。
get_app
ダウンロードする
キャンセル