時代が変わっても会える場所がある
いつの時代にもヒーローは存在する。本誌で昭和特集を作りにあたって考えたのが、まずは「仮面ライダー」と「秘密戦隊ゴレンジャー」だった。
池袋の『仮面ライダー・ザ・ダイナー/スーパー戦隊レストラン』に行くと、仮面ライダー1号の姿を発見。アカレンジャーもいて、2大ヒーロー揃い踏み。近くで見られるのは贅沢の極みだ。
2大ヒーロー揃い踏み『仮面ライダー・ザ・ダイナー/スーパー戦隊レストラン』
2021年7月の改装を経て、仮面ライダーとスーパー戦隊の公式コラボレストランがひとつのフロアに集結。これまで以上にファン垂涎のスポットになっている。
お店に入ると、まず説明を受けたのち、来場特典(テーブルチャージひとり500円)をゲットした。仮面ライダー柄クッキー・特製コースター・ライダーマーク入り小皿、または、スーパー戦隊のランチョンマット&缶マグネットが選べる。なかなかに贅沢である。
入店してまず目に飛び込んだのが、店内奥に展示されている「仮面ライダー1号」と「アカレンジャー」。アカレンジャーは、特撮ファンならご存知のレインボー造型監修によるもの。展示用に修繕された“日本一きれいなアカレンジャー”だという。
それにしても、昭和に生まれたヒーローながら今見てもかっこいい。両者を生み出した石ノ森章太郎先生は偉大だ。
仮面ライダー50年、スーパー戦隊45作という長い歴史があるだけに、お店には幅広い世代が訪れるそう。取材時は学生や女性のふたり客などがいたことからその片鱗を垣間見た。
ソフビに超合金! 展示にウキウキ!!
さあ、レストランですから食事をしなければ。注文はQRコードを読み込んで自分のスマホからオーダーするシステム。料理ができたら取りに行くフードコートスタイル(ドリンクは席までサーブ)だ。
料理は仮面ライダーやスーパー戦隊をモチーフにした、ここでしか楽しめないメニューのオンパレード。目移り必至なのだ。今回は「昭和のヒーローに会いに行く」なので、昭和時代に地球を救ってくれた仮面ライダーやスーパー戦隊を模したメニューを注文した。
料理とドリンクを待つ間に店内を散策。そこかしこに展示品があるのだ。
座った席の近くにあったのが『仮面ライダーオーズ/OOO』のソフビ。(恐らく)全フォームがズラリと並ぶ様は圧巻だ。子どもと一緒に夢中になったのが懐かしい。ホント名作。
そして、スーパー戦隊の展示を見ると超合金や合体式の戦隊ロボを発見! 子どもの頃おねだりしたファイブロボや、再放送で見たデンジロボなどなど。うー、かっこよすぎる。触って遊びたいぞ!
入り口近くには、ショッカー首領の椅子があり、ついつい座って大首領気分に浸る。その眼前にはオリジナルグッズ売り場があり、大首領だったはずが一転、心清らかな少年のように目をキラキラさせる。