地方で立ち食い蕎麦に入る時は、土地土地の郷土色があるものを頼むと決めている。
先日も、八戸駅のコンコースにある、『そば処はやて』の前に立って、選んでいた。
「鶏天そば」、珍しい。
きつね、たぬき、生卵が乗った、「三食そば」は、名前が珍しい。
だがここで食べるなら、これだろう。
「三陸磯のりそば」(580円)である。
黒々とした磯海苔が、丼の半分近くを占めて乗っている写真にそそられる。今日はこれにめかぶ(180円)を奢ってみた。追い海藻である。
大量のマグネシウム、カルシウム、食物繊維摂取で、普段の荒れた食生活を改善しようとする計画である(単に海藻が食べたかっただけだが)。
計760円というゼータクになった。
中ではおばちゃん3人が、テキパキと働いている。いんや青森だから、カッチャが働く立ち食い蕎麦屋だな。
「はい、磯海苔そばにめかぶぅ」。
カッチャの元気な声が、店内に響く。