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秋の味覚を日本酒で 絶品料理と楽しむ。馬肥ゆる秋、食欲の秋と実りを満喫できるこの時期の料理は喉が鳴ると言うもの。そんな絶品料理と楽しみたい一杯を、存分に味わいたい!東京都内でおすすめする6店をご紹介。

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※料理や使用食材は日ごと、時期ごとに多少の変動がありますのでご了承ください。
撮影/西﨑進也、貝塚 隆、石井明和 取材/岡本ジュン、池田一郎

あそび割烹 さん葉か(最寄駅:馬喰町駅)

産地から届く郷土の恵みを自由な解釈で

「さんばか」と読む店名の由来は、仲のいい三人組で立ち上げたからだ。
和食と日本酒をベースに、お客さんを“食”で楽しませようという意気込みがある。

使う食材は、独特の食文化を持つ宮崎の秘境・椎葉村の郷土食や白神山地の山菜など、繋がりの深い生産者から届くものが多い。
ときには現地に滞在して畑を見たり、山を歩いたり、実際に食文化を体験し、そこで得たものを料理に盛り込む。
料理はコースがメインだが単品でもOK。
軸足はきちんと和に置きながら、“あそび割烹”の名に恥じぬサプライズな素材の組合わせなど、ここならではの魅力的な料理に出合える。

おすすめの一本

●宗玄 純米八反錦無濾過生原酒 1000円(一合)
宗玄酒造は奥能登最古の酒蔵。
この酒は香りもありフルーティだが、米の旨みをしっかり感じさせる。
冷酒、常温、お燗などどんな飲み方もいけるオールマイティ―なタイプ。

根津たけもと(最寄駅:根津駅)

器の中に咲いた季節の味わいを日本酒と共に

ここは居酒屋というより、もはや和食店の風格が漂う。
秋の気配を映した麗しい八寸が目の前に出されると、それだけで気分が晴ればれとするようだ。

大塚の名店『こなから』で腕を振るった店主・竹本さんが作る、端正な料理にファンは多い。
正統派の和食は研ぎ澄まされた職人の確かな腕を感じさせるが、それに加えて、変わりポテトサラダやチーズを使った料理など、ワインにも合いそうなエッセンスを盛り込んでいるのも気が利いている。
コースとア・ラ・カルトどちらも楽しめて、日本酒のセレクトもいいとくれば申し分なし。季節ごとに日本酒と料理を愛でに通いたくなる。

おすすめの一本

●菊鷹山廃純米山田錦 896円(八勺)
香り穏やかで口当たりは瑞々しく、軽やかで飲み心地がいい。
繊細な日本料理を生かしてくれる味わい。
きれいな酸とふくらみのある米の旨みもきちんと兼ね備えている。

おでん酒庵 すぎ乃 麻布十番店(最寄駅:麻布十番駅)

奈良で創業24年のおでんと一品料理のお店が麻布十番に出店!

奈良で創業24年になるおでんと一品料理のお店が昨年麻布十番に出店。
透明感のあるきれいなダシのおでんが、すっと自然に体に沁みるような味わいで旨い。

醤油はほぼ使わず、利尻昆布と鰹節を惜しげもなく使用。
皿盛りされた種のぐっとくる見た目もさることながら、ほんのり淡いけど余韻に残る旨みがそれを物語っている。
オーナーが懇意にしている酒蔵が多く、「蔵元がよく飲みに来てくれるので気が抜けない」(西嶋さん)という日本酒も充実。
コンディションがいいのも印象的だ。
人気の「あじ豚」をはじめ、素材にこだわった一品料理もまたよし。ゆるゆると楽しみたい。

おすすめの一本

●醴泉純米山田錦 700円(グラス)
西嶋さん曰く「燗にしても旨いし、ちびちびずっと飲んでいたい」という飲み飽きしない味。
揺るぎがないようでいて、噛み締めると旨みがじわっとくる王道的味わいだ

SUGAR sake&coffee(最寄駅:阿佐ヶ谷駅)

日本酒との出合いを広げるスパイス使い

本酒で、それも燗酒押しとくればどうしても和食が多いが『SUGAR』は意外性に富んでいる。
中華あり、インドあり、時に和もあり、そしてマカロニサラダやナポリタンまで。
ここでは自由に異国をミックスしたメニューと日本酒の相性に驚かされ、スパイスや辛い物を難なく受け止める日本酒の包容力に改めて気づかされる。

店内は居酒屋と言うよりもカフェのような風貌で、店主の佐藤健一さんと麻衣子さん夫妻が醸し出すほんわかした雰囲気にも和める。
日本酒と共に紹興酒やワインもあるので、こちらも一緒に合わせてみれば、お酒と料理の世界はますます広がっていく。

おすすめの一本

●酉与(よ)右衛門山田50% 896円(100㎖)
協会7号酵母にこだわり、食中酒を目指す岩手の川村酒造が造る酉与(よ)右衛門。
純米吟醸を袋吊りで絞った生酒は熟成が進むと凝縮した味わいとなり、インパクトのある料理にも合う。

燗コーヒー 藤々(最寄駅:四谷三丁目駅)

やさしく沁みる気の利いた料理をお燗と一緒に

お燗と自然派ワイン、そしてコーヒー。この共通点は何か?
それはやさしく体に沁みるような感じ。
荒木町の路地を入ったところに、ふらっと寄りたい心落ち着く店がある。

ご主人の藤極さんが目指したのは「居酒屋と割烹の中間のお店」。
だからお椀もあるが、間口は広く、それひとつからアラカルトで楽しめる。
和食らしい細やかさを持ちながら、吟味した素材の魅力を引き出した料理がいい。
じっくり落ち着いて飲めることにこだわった日本酒は、お燗酒で30種類以上。
女将の由衣さんが少し熱めにつけた燗は、冷めてきた頃合いもまた旨し。ぜひゆっくりと楽しみたい。

おすすめの一本

●冨玲阿波山田錦21BY 950円(一合)
「梅津のきもと」でも人気の梅津酒造の酒。
「お燗につけると、お椀のダシにも、肉の脂にも、野菜にも合って、最初から最後までいけます」という藤極夫妻偏愛の1本!

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

この記事のライター

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