新型コロナウイルスの感染拡大で、3密を避けたアウトドアライフが注目を浴びています。 週末に楽しむバーベキューなどのキャンプ料理で、「肉」にスポットを当てました。第4回は、焚き火で煮込む「燻煙丸鶏の日本ソバ」の紹介です。
画像ギャラリー骨から出るだしはとろりとして優しい
丸鶏のローストはテンションが上がるけれど、時間がかかる。そこで(アウトドアの達人で焚き火での料理を得意とするネイチャークラフト作家の)長野修平さんが考案したのがコレ。炙った鶏肉と長ねぎを煮込むという鴨南蛮風ソバ。
煮込むので丸鶏の芯まで加熱する必要はなく、表面に焼き色を付けるだけでいいし、煮込んだときのブヨっとした皮が苦手な人も安心だ。
骨から出るだしはとろりとして優しい味。塩味だけなのに深みとコクがある。スープだけ残して作る翌朝の雑炊も最高だ。ソロキャンプなら丸鶏ではなく手羽元に変えてもいいだろう。
【ここが隠しワザ!】塩味をつけた鶏肉を炙る
丸鶏を使った料理はぼんやりした味になりがち。3%の塩水に丸一日漬け込むことで、塩味を染み込ませよう。この後、表面を炙って香ばしさを加えると一段上のおいしさになる。
【知っててよかった小ワザ】いま大人気のアウトドアスパイスに注目
キャンプ料理で困るのが調味料の持ち運びだ。
基本は塩、コショウ、砂糖、しょうゆ、オイル。これくらいならいいが、張りきっていろんな料理を作ろうと思うと、辛味調味料やハーブなどの調味料が増えていく。いちいち小分けにするのも大変だ。
そこで利用したいのがアウトドアスパイス。何種類もの調味料がブレンドされているので、一瓶で複雑な味わいになる。ほかにも料理初心者向きの簡単レシピに使われる焼肉のタレ、めんつゆも複数の調味料が組み合わせられているので積極的に活用しよう。
※『ベストカー』(2021年6月10日号より転載)
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