4つの個性をまとめた店主渾身の蕎麦に肉厚鴨とネギが鎮座する 『そばこころ 蕎心』@根津
もし私が鴨ならば、ネギを背負ってこの店にやってくる。
だってこんなにも麗しき美味に仕上げてくれるのだから。
幸せそうに並ぶ私(肉厚だぁ)、いや鴨肉はしっとり柔らかで旨みは濃厚。
蕎麦は産地違いの4種を配合しており、近年は玄蕎麦の挽きぐるみも加えて香りをより際立たせたのだそう。
雑味のないツユとの相性も圧巻だ。
開店して5年。節目に襲った新型コロナの影響は「初心忘るべからず」を見直す気付きになったという。
「流行に流されず信念を貫く蕎麦を」。その追求ぶりは店主曰く「もう変人です(笑)」。
お客さんの笑顔のため今日も蕎麦と対峙中だ。
[電話]03-5842-1433
[営業時間]11時~15時(14時半時LO)、17時半~21時(20時LO)※水は昼のみ
[休日]木
[交通]地下鉄千代田線根津駅2番出口から徒歩1分
酒の後の贅沢な〆!旨みほとばしる鴨肉をのど越し良い蕎麦と共に 『蕎麦前 ながえ、』@尾山台
店名に“蕎麦前”と付くように、酒の旨さを心得た大人こそ、このカウンターが似合う。
つまみは、蕎麦屋の定番から季節の一品まで、昼から準備万端。
酒は店主と付き合いのある酒蔵のボトルがほとんどで、どうやって飲めばその酒が映えるかも提案してくれる。
つい後先考えずに注文したくなるけれど、この鴨南蛮のためにお腹を空けておかなきゃいけない。
琥珀色のツユに浮かぶのが醤油ダレで蒸し煮にした蔵王産の合鴨ロース。
じっくり味が染み込んだ身を、外二でのど越しよく打ち上げた蕎麦と一緒に頬張れば、これ以上無いってほどの最高の〆となる。
[電話]03-3701-6050
[営業時間]11時半~14時LO、18時~21時LO
[休日]火、他に月2回ほど不定休あり
[交通]東急大井町線尾山台駅から徒歩2分