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4つの個性をまとめた店主渾身の蕎麦に肉厚鴨とネギが鎮座する 『そばこころ 蕎心』@根津

もし私が鴨ならば、ネギを背負ってこの店にやってくる。
だってこんなにも麗しき美味に仕上げてくれるのだから。

鴨南蛮(1700円)
国産鴨と大きな団子が入る。九一で打つ蕎麦はしなやか。サバ節だけのダシと力強い生かえしが織りなすツユとのバランスもいい

幸せそうに並ぶ私(肉厚だぁ)、いや鴨肉はしっとり柔らかで旨みは濃厚

自家製の鴨脂で新鮮な鴨のむね肉とネギに焼き目を付け、香ばしく、かつ奥行きのある味に仕上げる

蕎麦は産地違いの4種を配合しており、近年は玄蕎麦の挽きぐるみも加えて香りをより際立たせたのだそう。
雑味のないツユとの相性も圧巻だ。

開店して5年。節目に襲った新型コロナの影響は「初心忘るべからず」を見直す気付きになったという。
流行に流されず信念を貫く蕎麦を」。その追求ぶりは店主曰く「もう変人です(笑)」。

お客さんの笑顔のため今日も蕎麦と対峙中だ。

淡雪(950円)
茹でた蕎麦と卵をかき混ぜた淡雪のような見た目。修業先の味をアレンジ
上から、
ミニトマト甘酢漬け(500円)、そば刺し(600円)
数日寝かせた「そば刺し」は蕎麦の味が濃い。甘酢に漬けたトマトは酒の肴に。数々の名店で修業した店主は気軽に寄れる敷居の低い蕎麦屋を目指している
『そばこころ 蕎心』
[住所]東京都文京区根津2-11-10
[電話]03-5842-1433
[営業時間]11時~15時(14時半時LO)、17時半~21時(20時LO)※水は昼のみ
[休日]木
[交通]地下鉄千代田線根津駅2番出口から徒歩1分

酒の後の贅沢な〆!旨みほとばしる鴨肉をのど越し良い蕎麦と共に 『蕎麦前 ながえ、』@尾山台

店名に“蕎麦前”と付くように、酒の旨さを心得た大人こそ、このカウンターが似合う。

鴨南蛮そば(1650円)
ツユは薄口と白醤油のかえしで、重さはなくすっきりとした味わいだ。鴨は2枚を別添えで、そのまま酒の肴にしても、蕎麦に浮かべてもという心遣い 

つまみは、蕎麦屋の定番から季節の一品まで、昼から準備万端
酒は店主と付き合いのある酒蔵のボトルがほとんどで、どうやって飲めばその酒が映えるかも提案してくれる

蕎麦前セット(930円)
この日は焼き味噌、はりはり漬、板わさ、金華サバの燻製、わさびの茎のかえし漬けなど、つまみを少量ずつ盛り合わせている。ひとり酒にもピッタリだ

つい後先考えずに注文したくなるけれど、この鴨南蛮のためにお腹を空けておかなきゃいけない。
琥珀色のツユに浮かぶのが醤油ダレで蒸し煮にした蔵王産の合鴨ロース。
じっくり味が染み込んだ身を、外二でのど越しよく打ち上げた蕎麦と一緒に頬張れば、これ以上無いってほどの最高の〆となる。

タレに漬け込みながら蒸した身の中心はレアでしっとりとした口当たりも抜群!酒のアテにももってこいだ
上から、
オリジナルポテトサラダ(660円)、富山産白えびの天ぷら(880円)
天ぷらはサクサクと香ばしく、後を引く。ポテトサラダはフライドオニオン、ボロニアソーセージ入りで濃厚な味わい
『蕎麦前 ながえ、』

[住所]東京都世田谷区等々力4-9-3 M”sGarden尾山台
[電話]03-3701-6050
[営業時間]11時半~14時LO、18時~21時LO
[休日]火、他に月2回ほど不定休あり
[交通]東急大井町線尾山台駅から徒歩2分
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冷も温も旨さが光る さらに蕎麦前も充実 使い勝手抜群の名店 ...
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おとなの週末Web編集部
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