穀物香があふれる蕎麦と2種の油揚げの味も楽しい 来福必至の「おあげそば」 『手打ち蕎麦 じゆうさん』@東長崎
どっかとのったお揚げが実は2種類だとお気づきだろうか。
手前は木綿豆腐をカリッと高温で揚げたもの。しっかりした歯応えで大豆の風味がいい。
奥は油揚げ用の生地を低温で膨らませたもの。ツユがじゅわりと染みて何と滋味深いこと。
揚げひとつにも自家製の手間を惜しまないのだから、蕎麦ときたらもう。こちらは新蕎麦を使わないのも特徴。
というのも数カ月寝かせた玄蕎麦のふくよかな穀物香を大事にしたいからだ。
味がグッとのってきた瞬間を見極めて日々製粉している。
とまあ書いたが四の五の言わず食べてみて。胃袋に福が訪れます
[電話]03-3951-3397
[営業時間]11時半~14時半(14時LO)、17時半~20時半(20時LO)、土11時半~15時(14時半LO)、17時半~20時半(20時LO)、日11時半~17時(16時半LO)※いずれも蕎麦が売り切れ次第終了
[休日]月(祝は営、月1回連休あり)
[交通]西武池袋線東長崎駅南口から徒歩7分
蕎麦へのこだわり、客へのやさしさが詰まった一杯をたぐれる名店 『手打そば 小菅』@目黒
真摯な姿勢で打たれる蕎麦の美味しさもさることながら、緊張を強いない温かな居心地の良さで人気を博す。
鴨もいいしエビ天も捨てがたいが、オススメはお客のリクエストに応える形で生まれたナス天ののる蕎麦。
ナス天の油をツユににじみ出にくくしようと、ナスは大きく乱切りにする、高温で一気に揚げるなど改良を重ねたのちに提供を始めたのだという。
聞けば実家は蕎麦屋。小学時代の卒業文集には「日本一の蕎麦屋になりたい」と記した。
以来、その夢を追い、今も研鑽を重ねている店主の小菅さん。これは、彼の矜恃と優しさが詰まった一杯なのだ。
[電話]03-3491-2132
[営業時間]営11時半(日・祝12時~)~14時半LO、17時半~20時半LO(日・祝~19時半LO)
[休日]月
[交通]JR山手線ほか目黒駅正面口から徒歩4分
取材/肥田木奈々、編集部(小菅)、岡本ジュン(もりいろ、松翁)、菜々山いく子(芳とも庵、ながえ、楽、松風)
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