季節限定メニューへのこだわり
お店に直接来られないお客さんにも千里眼を楽しんでもらいたいという気持ちから、通販で購入できるだけではなく、コンビニを中心としたコラボも行っています。季節ごとに違った豊富なメニューは、従業員の方々のコミュニケーションから生まれているものでした。
「うちはラーメンプラスアルファといった形で、常にメニューが何種類かあります。従業員と気軽に意見を出し合って、美味しそうだと思ったら作ってみたりしています。会議といった堅い感じではなく、働きながらアイディアを出し合っています。時にはワンシーズンで終わるものもあるんですよ」(長坂さん)
「今回注文していただいたニンニクザンマイは、実はニンニクザンマイコレデモカという名前で2012年に初めて出したメニューです。2月29日を勝手にニンニクの日と決めて、出していました。うるう年なので4年に1回だけしか登場しなかったんですが、それが好評で去年の冬からメニューに取り入れました。お客さんの反応を見ながら、メニューは決めています」(稲葉さん)
メニューへのこだわりや、数々の企業とのコラボ化。千里眼さんの凄さは、常にお客さんが求めることに応える気持ちだと思いました。
「コロナ禍で在宅の人が増えたからかもしれませんが、あまり列を作りすぎると、近所に住んでいる方からクレームが来てしまうので。本来ならば毎年、限定メニューも出したりしていましたが、去年も今年も難しいですね…」(稲葉さん)
さすが人気店ならではといった悩みかと思いますが、長蛇の列ができるのも納得の美味しさです。初めての方も常連の方も、お店に行かれて並ぶ際はマナーよく、そして季節が変わるごとに何度も通ってみてください。
清水君のつぶやき「ラーメン千里眼編」
「東北沢のラーメン千里眼さんでニンニクザンマイ(全部乗せ)880円+追加豚2枚200円をいただきました。フワギュチ豚ともちもち中太麺のクオリティを凌駕するニンニクダレの迫力。ガリマヨと辛揚げの破壊力が抜群なトッピングは混ぜれば混ぜるほど美味さが増幅。悪魔的な中毒性を誇る狂気のキャラメルマキアート」
「ラーメン千里眼編」の店舗情報
[住所]東京都目黒区駒場4ー6ー8佐藤ビル1F
[電話]03ー3481ー5773
[営業時間]11時~15時、17時~21時
[休日]水曜
[交通]小田急線東北沢駅から徒歩8分
清水くん
1998年7月10日生まれ。早稲田大学大学院修士1年。18歳で幼少からの憧れだった「ラーメン二郎」に足を踏み入れ、独特の雰囲気と中毒性のある美味しさの虜になる。大学3年時から一緒に「二郎」のラーメンを食べに行く「レンタル二郎食べる人」として活動。2020年は160人に同行し、依頼者の不安や疑問を解消した。食べたラーメンは250杯以上。テレビやラジオ、ネットニュースなど数多くのメディアに出演。
構成/白石あさえ、撮影/スギゾー