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味噌に、ふきの鮮烈なほろ苦さを閉じ込める

その鮮烈なほろ苦さは「ふき味噌」にすると際立ちます。道の駅などに立ち寄ると、よく瓶詰めになったものが並んでいる、アレです。もともと山里などの土があるところに勝手に出てくるものなので、元手がかかりません。それを、地元のおばあちゃんが手作りして並べているような「田舎の総菜」なのです。

ふき味噌

こいつがたまらなくうまい。たとえると、味噌に春が閉じ込められているような味わいです。おにぎりの具にもなりますが、酒と一緒にちびちび味わうのもオツなものです。

現在、ふきのとうは出荷用として露地栽培やハウス栽培もされていますが、八百屋さんやスーパーに出回るのはやはり春先の時期だけでしょう。そこで、オイラは立春の前後から、八百屋さんを行脚してふきのとうを買い求めています。クルマで遠出した折に、道の駅で大量買いすることもあります。

なぜ、行脚するのか? ふきのとうは価格差がはげしいのです。

とくに出始めの「走り」の時期は高値で、高級スーパーの明治屋さまなどでは「10個1000円」も当たり前。重さにすれば100gあるかどうかです。また、ネットでもメルカリとかでは「300g以上。2222円(税込み送料込み)」という相場。300gというと、普通の大きさのふきのとうなら30~40個ほどですから、とんでもなく高価です。

でも、普通の八百屋さんやスーパーでは立春を過ぎる頃には、10個300円台(たぶん100gほど)くらいから並ぶことが多いのです。

ふき味噌として保存用に作るには、ある程度の量も必要です。おすそ分けもしたいので小さな瓶に入れ、5つ6つ作るためには30個は欲しいところ。したがいまして、「ふきのとう行脚」をなさるなら、走りの時期を避け、2月中旬以降がおすすめと思います。

スーパーに出回るふきのとうは、価格が下がる2月中旬以降にゲットするのがおすすめ
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ふき味噌の作り方。じつはフライパン炒めと同じ...
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この記事のライター

沢田浩
沢田浩

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