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手作りだからこそ味わえる味が あります。 そんな「おとなの週末」を楽しんでいる手作り好きから、折々の酒肴を 「季節の目印」ともいえる二十四節気にあわせて紹介しています。5回目は、えのきたけで作る、なめたけ瓶詰めふうです。

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春の手前の時期「雨水」になぜ、えのきたけ?

古くからの生活暦・二十四節気では、2月19日からの2週間は雨水(うすい)となります。少しずつ気温も上昇し雪も雨に変わる季節を迎え、凍っていたものも水となり、花芽や新芽など草木にも芽吹きの兆しが現れる時期。春はもうすぐということです。

いっぽうで、66歳のオイラ。寒さにはめっぽう弱いジジイでございます。そのため普段からタイツ+膝サポーター+ズボンで活動し、大好きな魚屋めぐりや、八百屋行脚の際には、さらにその上にオーバーパンツが標準装備。齢はとりたくないものです。

この時期のオイラの楽しみは「なめたけ」です。えのきたけを、瓶詰めの「なめたけふう」に炊いて、日々、ホットウイスキーとともに楽しんでおります。

「なめたけ? きのこは秋やろが。ジイさん、ボケとんのか?」 と、関西弁でのツッコミもあるかもしれません。ごもっともなことです。本来、自然界のきのこの季節は夏から秋でしょう。けれど今の世の中、きのこは1年じゅうスーパーや八百屋の店先に並んでいます。しいたけも、まいたけも、そして、えのきたけも同様です。

そのいっぽうでオイラは、人々が冬の鍋を食べ飽きた時期こそが、えのきたけの季節と勝手に思っております。つまりは、2月中旬の雨水の頃を、現代のえのきたけの「旬」ととらえているのです。理由を以下に記しました。

1)えのきたけは、きのこトップの消費量。多くが菌床栽培によるものである。2)菌床栽培とは、オガクズ粉などの培地に菌を植えつける栽培法。3)その菌床を室内のポット型容器で栽培し、通年で出荷している。4)とはいえ、えのきたけの最需要期は秋から冬。理由は、鍋の季節だから。5)生産量、出荷量がもっとも多いのは長野県産で、例年1月~2月が最大とされる。6)いっぽう、東京中央卸売市場での取扱量は最需要期中、2月がもっとも少ない。7)出荷量が多いにもかかわらず、市場需要が減ると市場を経ない流通量が増える。8)結果、2月はえのきたけがスーパーなどで一番お得に出回る時期と感じている。

参考文献/東京都中央卸売市場市場取引情報(月報)令和3年1~12月取扱実績、長野県園芸畜産課「長野県の菌床栽培きのこのページ」

えのきたけのパック。2月のスーパーでは1個78円だった

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手作りなめたけの魅力は、瓶詰めでは味わえ...
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