地元住民の“生活の足”を実感
さて縄文時代に思いを馳せた後はいよいよ、目的の商店街を目指します。ここまでそれなりに歩いたから、大森駅まで戻るのは面倒だなぁ、と思ったら「井03」系統はもっと北のJR大井町駅前から出てて、公園の目の前も走っていると判明。いやぁありがたいありがたい。「大森操車所」停留所から、望むバスに乗り込むことができました。
乗る路線はずっと池上通り沿いに走るだけで、そういう意味では面白い旅程とは言い難い。でもまぁ、仕方がないですね。貝塚まで歩いて来た道を引き返すようにバスは走り、通行人でごった返す大森駅前に戻って来た。ここでかなりの数の乗客が乗り込む。やっぱり地元住民の生活の足なんだなぁ、と実感。そこからバスを降りるまで、立ち客の姿が絶えることはありませんでした。
「入新井第四小学校」バス停で下車。するとすぐ目の前が商店街の入り口で、「KANNONDORI」とローマ字で書かれたアーチが架かってた。入り口のすぐ横にお花屋さんがあるのも、好感度を高める。
入ってすぐのところで道路工事をしてたけど、それを越えればカラー鋪装の通りが始まり、これまた好感度アップ。ただ、人通りはお世辞にも多いとは言えませんでしたね。
右手にお持ち帰りのお寿司屋とパン屋が並んでいて、その斜め向かいに町中華発見。こういう、地元に根差した小さな商店街では定番ですね。カラー鋪装と言い町中華と言い、前々回の足立区鹿浜の商店街を思い出させる要素が続きました。
本格のインド料理の店を発見!
ところがその真向かいには、何と、本格インド料理の店があったんですよ。これは珍しい。町の小さなカレー屋さんではなく、本場のインド料理!
ただ、まずは商店街を先へ進みます。少し行くと道が右へ斜めに曲がってて、その角に観音堂があった。商店街名の由来ですね。説明板によると昭和22年、地元の有志が戦後の復興を祈願して復興観音を建立したのが始まり、とか。やはり地元の思いが籠ったものだったんですね。商店街名へと昇華したのも、納得。
曲がった先にも商店街は続いていて、やがて車道にぶつかった。渡った先にも商店街が延びていたけど、ここはどうやら別物で「観音通り」ではないらしい。一応こちらも端まで歩いてみました。最後は呑川にぶつかって、終わり。そろそろ引き返しましょう。