アイスクリームは旬なフルーツやトレンドなど時代を映す鏡なんです!!
スーパーやコンビニのアイスストッカー(アイスショーケース)の目の前に行けば、旬の果物だったり、昨年トレンドになったスイーツや清涼飲料水のフレーバー(味)がずらりと並ぶことが多いです。
3月に入り、厳しい寒さは幾分和らぎ、日差しの温もりを感じられる天気が続きます。今月のアイス業界では例年とちょっと違う傾向にあります。「いちご味のアイスが豊作なんです!」。
いちご味のアイスクリームといっても、アイス部分がいちごの風味だけではなく、「いちご×チーズ」だったり、「いちご×ジャム(ソース)」、「いちご×副素材(クッキーやパイ生地など)」など、ゴージャスないちごアイスが各社からラインアップされています。今まで、いちごのフレーバーアイスと言えば12月から翌年1月にいちごフレーバーのピークを迎えていましたが、2022年は2月、3月にピークを迎えつつあります。
いちごの需要高まる冬…いちごアイスも活況だった
ビニールハウスの恩恵もあって冬にも食べることができるいちごですが、元来、果物としての旬は春です。
ただ、クリスマスケーキに使用するため12月から翌年1月にかけて需要が高まること、同時期にいちご狩りシーズンに始まることから、冬のイメージがついていると考えられます。
また、そのような商戦にも合わせて例年は12月から翌年1月にかけて、アイスメーカー各社からもいちごアイスが展開されていました。
2022年はいちごアイスがなぜ2月~3月に豊作?
しかし今回は、今まで12月〜翌年1月に発売していると他のメーカーとかぶってしまうため、あえて発売時期をずらしての展開だったのですが、どのメーカーも同じことを考えたようで、ほとんどのメーカーが2月〜3月の発売に丸かぶりしてしまったという要因が一つ考えられます。
また、いちごの話題が2月〜3月にスイーツ専門店やホテルのビュッフェなどの新作が登場するのに合わせて、発売日を3月に集中させていることが重なっていると分析します。