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「爪半月」が大きいと健康って本当?

ツメの構造
爪は「爪母(そうぼ)」「爪甲(そうこう)」「爪郭(そうかく)」「爪床(そうしょう)」からなっています(参考[3])。通常わたしたちが「ツメ」と呼んでいるのは、「爪甲」です。
「爪母」は爪甲を作る部位です。
爪甲の周囲を囲む皮膚を「爪郭」(「側爪郭」と「後爪郭」)、爪甲の裏側にある皮膚を「爪床」といいます。

「爪半月(そうはんげつ)」とは?
ツメの生え際にある乳白色の半月形の部分を「爪半月」といいます。爪半月は爪母の一部です。水分を多く含んでおり、爪甲より少し柔らかく、まだ完成途上にある爪といえます。

爪半月には健康状態が表れる?
爪半月には身体や精神の状態が表れ、「爪半月がくっきりとしていて大きいと健康」という説があります。しかしこれは医学的には根拠はありません。

後爪郭部の縁は前進したり後退したりします。前進すれば爪半月は小さくなり、見えなくなることもあります。反対に後退すれば爪半月は大きくなります(参考[3])。また、爪半月の成長スピードは個人差があり、新陳代謝がよく爪の成長が早いと、水分を含む部分が早く伸びていくため、爪半月は大きくなります。

各部の名称

(参考)
[3]皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa38/q19.html

出題:三井能力開発研究所 代表取締役 圓岡太治

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