見果てぬ夢叶う!! 横浜『ホテルニューグランド』の「プレミアムピクニックバスケット」

ピクニックに行くとき、バスケットを持って出かけたい。そんな夢を叶えてくれる「バスケット」が、横浜の「ホテルニューグランド」から登場! ライター・カーツさとうが、実際にピクニックしてきました。

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おとなの憧れ、バスケットピクニック

みなさん!! 海外の映像とかで、お皿やカトラリーがセットされたバスケットで、優雅にピクニッ
クしてる光景
って見たことありますよね。アレって憧れますよね。ましてや、この『おとなの週末
web』を見ている、食に興味のある人ならば、絶対に、

「人生で一度やってみたい!」

と思ってるに違いないんですよ。でも、そのためにあの決して安くはないだろうピクニック用のバス
ケット……これをピクニックの本場・イギリスでは“ハンパー”と呼ぶそうですが、それを買うのも
ちょっと躊躇しちゃう。
 
よしんば!! 買ったとしても、アレ持ってピクニックできる場所まで電車に乗って行くっていうの
もちょっと回りの眼が気恥ずかしいわ、じゃあ車で行くとしても、運転したらピクニックでお酒を呑
むこともできないわ、“やってみたい妄想”をシミュレートすればするほど、その実現はどんどんと
はるか彼方にサヨウナラ!!
 
しかし。しかしですよみなさん!! そんな解決不可能と思われていた大問題を、クラシックホテル
の雄、横浜の『ホテルニューグランド』が一気に解決してくれました!!

1927年(昭和2)年開業。世界中のVIPにも愛されている浜っ子の誇り『ホテルニューグランド』。
見よ、その歴史と風格がヒシヒシと感じられるこのルックス

なんと食器にカトラリー、そしてホテルならではのピクニックフードに飲み物まで一切を詰め合わ
せたピクニックバスケット
(2名分)を、その名も『プレミアムピクニックバスケット』として、予約
制1日2組限定でテイクアウトしている
のだ!

このピクニックバスケットの中に、叶わないと半ば諦めかけていた夢が、ピッチリと詰まっております!

そしてホテルニューグランドといえば、目の前が横浜港を望む山下公園。家から手ぶらで出かけ、ホテルニューグランドでバスケットを受取り、わずか約30秒ほど山下公園まで歩けば即座に、あの夢にまで見た優雅なピクニックを味わうことができる

ということで実際にピクニックバスケットを受け取って山下公園に行ってみた。

山下公園でピクニックバスケットを実食!

実は2022年の6月12日まで、横浜では横浜の街を花と緑のネックレスでつなげようという一大イベ
ント「ガーデンネックレス横浜」が開催中でして、山下公園はその中心会場といってもいいスポット。
もう至る所で花が咲き乱れております。

ホテルニューグランドから徒歩約30秒の山下公園。
「ガーデンネックレス横浜」には「花味絵図」と銘打って、多くの飲食店が参加。花に関連したメニューを提供している

さぁ、そんな花満開の山下公園の芝生の上でバスケットを広げてみる!

説明不要。これぞ憧れていたピクニックそのもの!!

この時点で、回りのみなさんからは羨望のまなざし。そして沸き上がる圧倒的優越感。

さらにそのピクニックバスケットの内容に至っては、妄想していた夢のピクニックを軽く凌駕するスーパークオリティーだった! その内容を説明すれば……。

スナック的にパリパリっといただける「ベジタブルチップス」。ちょっとしたツマミ代わりに「ピクルスの盛り合わせ」。このピクルス、定番のガーキン(小キュウリ)にオリープ、そして青唐辛子ときて、なにやら謎のオリーブ大の実。

これがなにかといいますと、超大粒のケパー。ケパーって粒胡椒大のものだけかと思ってたんですが、いや〜ピクルスの王者と呼びたいくらいに旨い!

そしてこれはも〜立派な前菜「コールドチキンのサラダ」。続けて「キッシュ」。イギリスのピクニックには欠かせないメニューといえばミートパイだそうですが、そんなミートパイとしてニューグランド特製の「ピーフパイ」!

今まで説明した、どちらかというとお酒にも合いそうな料理をまとめて撮影いたしました。
「コールドチキンのサラダ」は、野菜とコールドチキンは別々に包装してあるやさしさパッケージ

ニューグランドだからできた夢のメニューもイン!

さらにピクニックといえばサンドイッチですが、ニューグランドならではのキラーメニューといってもいいサンドイッチが入っております。それが「ナポパン」だ!!

ニューグランドといえば、知る人ぞ知るナポリタン発祥の地。ホテルメイドらしくケチャップではなく生のトマトとトマトペーストを使った「スパデッゲィ ナポリタン」は最強のナポリタンとして今もホテル内のコーヒーハウス『ザ・カフェ』の大人気メニュー。

そのナポリタンを、これまたホテルメイドのパンに挟んだという、こればっかりは『ザ・カフェ』のメニューにもない『プレミアムバスケット』のためのオリジナルサンドイッチ!

『プレミアムピクニックバスケット』の目玉ともいえる「ナポパン」。
ホテルニューグランドの至極のナポリタンをパンに挟んで食べてみたい……なんていうワガママな願望が、今ここに実現してしまいました……

まずはお酒に合いそうなメニューから紹介しましたが、お酒もバスケットには含まれております。ハーフのスパークリングワイン。それもイタリアのプロセッコ「ベルスター」

イタリア最高の造り手100社に選ばれた家族経営の生産者「ビソル」が作るプロセッコでございます。

「ベルスター」。ボトルデザインも洒落ております。すみません、ついつい後で説明するフルーツからブルーペリーをひと粒、グラスに浮かべてしまいました……

フードはまだまだ続きまして、お茶にも合いそうなスイーツ系にホテルニューグランド謹製の「クッキー」「マドレーヌ」。ダメ押しで「季節のフルーツ」。このフルーツもそうとうに吟味したヤツなんでしょうね、闇雲に上質!

フルーツも輝いております

そしてミネラルウォーターが2本。もちろんワイングラスにミネラルウォーター用のタンブラーも2つずつセットされております。まさに夢のピクニックバスケットの理想のラインナップ!

しかし『プレミアムピクニックバスケット』のすごさはこれだけでは納まらなかった!

いいですか、ここから特に心して読んでくださいよ。あの〜お皿とカトラリーは実際にホテルニューグランドで使用されているものなんですが、お皿は日本が世界に誇る「ノリタケ」!

そしてカトラリーは、な、なんと「クリストフルホテル」!! これ、あのクリストフルがホテル用に卸していたシリーズなんですが、今は生産が終了してるんで、プレミアついてます! それのホテルニューグランドマークが刻印された代物。

イギリスあたりに行けば、バスケットでピクニックしてる人もいるかもしれない。でも、ノリタケの食器とクリストフルホテルのカトラリーでやってる人なんか絶対いないよ。いるとしたらイギリスの貴族ドラマ『ダウントン・アービー』の主人公一族くらいですよ!

実現不可能と思っていた優雅なピクニックなのに、妄想していた以上のハイクオリティな優雅さで実現できちゃってます、『プレミアムピクニックバスケット』!

そして1日限定2組っていうのがまたいい! 山下公園で、何組も何組も同じバスケット持ってる人に会っちゃうと少々恥ずかしいけど、2組だったら、もし出会ったとしても、

「なかなかいい趣味してらっしゃいますね」

とお互いを認め合っちゃうような、逆にイイ感じになりますよ。

それとそうだ! 今や“映え”の時代じゃない。“映え”的にも、これ、天下無敵ですよ。ちなみにワタシのようなオヤジも“映え”狙って写真を1枚撮ってみました。

……まぁいいじゃない、自分が満足ならば! 若い“映え”好きなみなさんは、もっと本当に映えるヤツいっちゃってください!!

もし、もっとお酒が呑みたいなんてときは、ワインの一本でも買っていけばいい。なにしろバスケットにはソムリエナイフもセッティングされてるのだ。お酒よりもお茶って人は、紅茶くらいは自分の好きな銘柄を家で淹れて、保温容器に入れて持っていけばいいじゃない。

そういう自分好みのカスタムも自由なのがピクニックですよ。

アドバイスついでに書くと、レジャーシートよりもピクニック用のラグ(裏が防水生地で表がカーペットみたいな生地で、アウトドア用品のお店などにあり)と、グラスは倒れやすいからお盆みたいな板を1枚、テーブル代わりに持って行くと便利だし気分も盛り上がる。

そんな物を持っていくのは面倒なら手ぶらで結構!! 山下公園にはベンチもいっぱいある。ベンチに座ってのピクニックでも充分、夢に見たピクニックが現実になっちゃうのがますますすごい。

そしてそんな夢の実現のお値段は、税込み1万円ちょうど! もちろんバスケットと食器、カトラリーは要返却(保証金として2万円を預ける)ですが、不可能と思われていた夢が、夢を超えるクオリティで体験できて1万円!! ふたりで1万円!!

もうすぐにホテルニューグランドに予約した方がいい!! このアドバイスが一番重要だったかも。
https://www.hotel-newgrand.co.jp/takeout-2021/

取材・撮影/カーツさとう

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