オンラインゲームで感じた言葉の“強さ”
それからというもの、私は隙間時間を有効利用するよう心がけることになった。
最近では、携帯アプリゲームをよくやる。プレステやスイッチも家にいる時は頻繁にやるのだけれど、地方ロケが多い身としては、携帯ゲームは手軽に隙間を埋めることができて非常にいい。
その中でも、Skyというアプリゲームをよくやる。このゲームは誰かと戦うわけではなく、とても美しい世界の中を、自分の分身であるアバターを操作して飛び回って景色などを楽しむ穏やかなゲーム。
不特定多数の人とオンラインで繋がっているゲームなのだけれど、このゲームの特徴として、プレイヤー同士は直接言葉は交わせない仕様になっている。
Skyの世界では、相手に気持ちを伝えたい時は、多種に渡るジェスチャーをすることで、見ず知らずの相手へ意思を伝えたり、コミュニケーションを図るのだ。
ここで強く感じるのは、いかに言葉というのは強いツールかということだ。
他のオンラインゲームだとチャットや通信で喋ることでコミュニケーションをとることが多いけれど、やはり攻撃的な言葉が行き交うことが多々ある。
プレステで銃を敵と撃ち合うエーペックスというゲームでは、おそらく中学生くらいの子に「お前しっかり戦えよ、役立たずが!」と罵られることもあるし、サッカーゲームで知らない人と対戦したら「クソ雑魚すぎてつまらなかったわ」とわざわざメッセージを送られたこともあった。
世も末すぎるだろ。なんだこの世の中は。ゲーム下手なだけでここまで言われんのか。