万能でなくても活躍できる、それがサッカー
けれど、最近は少しだけ、理想には至らない自分も認めてあげてもいいのではないか、と思う時間がある。
趣味でサッカー観戦をするのだけれど、特にその時間は、そう思うことができる。
おいおい、君は野球をずっとやってきた人間だろう、何故サッカーなんだ、と思う人がいるだろう。
ただ、野球というスポーツは、選手として多くの能力を求められるのだ。攻撃と守備と、全部を上手くこなせる選手が良しとされ、いわゆるアンパンマンを求めているスポーツ。
その点、サッカーは違う。
サッカーなんて足が速くないとプロになれないと思うかも知れない。けれど、そうではない選手も実は多くいる。
その分、技術に長けている選手もいれば、物事の判断速度に長けている選手もいて、秀でているものが多くなくても、やっていけている選手がいる。
各々の求められている役割と能力が違うからこそ、万能な能力を有していなくとも、それはそれでプロの世界で戦えるスポーツなのだ。