「サバソニ」だもの。音楽も忘れてはいけない!
多彩なサバグルメもうれしいけれど、忘れてはいけない。なんてったって「サバーソニック&アジロックフェスティバル」。サバとアジと「音楽(!)」だ。
今年2022年は、和風建築が美しい老舗旅館『東海館』を背景にした「松川水上舞台」で、地元バンドやスペシャルゲストのステージが繰り広げられた。
サバソニが送り込む禁断のシンガー「杉本YOU太」、お調子者ダンサー「原KAZUKI」、リトル郷ひろみ「山木りょうた」たちの、アツいパフォーマンスの後はスペシャルゲスト!
水産系シンガーソングライター・牧野くみさんの、サバソニ公式テーマソング『サバノート』。サバやかな、はっ、さわやかなボサノバ風の名曲!
伊東のアイドル! 歌のお兄さん「ネッキ―」の、ハッピーなわくわくソングとキレキレダンスのライブ!
そーしーて! サバソニライブの目玉といえば伊東が誇るビッグスター・長渕智史! 熱烈な長渕剛ファンで、塗装業の傍ら、長渕智史名義で音楽活動を行う本名・青木智史さんによるライブ!
サバソニは初回から参加し、今年も多くのファンが遠方から駆けつけた。というか、ジェンヌさんも熱烈なファンである。
簡単に言ってしまえば「長渕剛の口パク」であるが、そのパフォーマンスは見るものを圧倒する。
本家のスピリットから台詞、表情、動きのひとつひとつを長渕智史ならではの解釈で「壮大なスケール感」にて再現。サトシいわく聖地・鹿児島(伊東なんですけど……)で、桜島(初島なんですけど……)をバックに『とんぼ』をはじめとする熱唱ライブは鳥肌もの!!
会場は熱狂の渦。「サトシコール」の大歓声! 凄いぜ、サトシ!!! 最高だぜ、サトシ!
……サトシに感動しすぎて本題を忘れかけたが、とにかく今年も食べて、見て、聴いて楽しめるイベントは大盛況。多くのリピーターも駆け付けた。
そして、楽しいだけではない。サバソニ事務局では今回はプラ製品の使用を減らす「REDUCE」を伝えるべく、「ゴミゼロイベント」にする工夫も心掛けた。
出店者にはプラスチック容器や包装資材の不使用を依頼。会場にゴミ箱はなく参加者にもゴミは持ち帰りを徹底。事務局では食べられるお皿「e-tray」も販売・配布した結果、ゴミはビーチクリーンで集めた5袋のみ。環境を考えられるイベントになったという。
伊東の潮風を感じながら、サバをおおらかに楽しむ。ゆるくておおらかなサバ―タイムが楽しめるサバソニ。サバらしい!!! 来年の開催がいまから楽しみ !! サバナイスデイ !!
■サバーソニック&アジロックフェスティバル
https://www.sabasonic-ajirock.com/about/
取材・撮影/池田陽子
サバファンの団体・全日本さば連合会広報担当、サバジェンヌ。「中年女子のゆる薬膳。~腎を鍛えて更年期を乗り切ろう~ 」(文化出版局)が2022年6月22日より発売。https://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579214143/