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週刊漫画誌「モーニング」(講談社発行)で連載中の「クッキングパパ」は、主人公のサラリーマン荒岩一味が、得意の料理の腕を振るって、家族や同僚らとの絆を深めるストーリーが人気。

著者のうえやまとちさん自身が、試行錯誤を繰り返しながら作り上げた自信作のオリジナルレシピを、詳細なイラストと臨場感あふれる筆致で紹介しています。本稿では3月3日号で通算1600話を突破した膨大なエピソードのなかから、毎週1つを取り上げ、その料理にまつわる四方山話をお届けします。

長引くコロナ禍で、自炊をする人が増えているいま、「クッキングパパ」を参考に料理を作って食べて楽しんでみませんか。第19回は「うどん」です。

日本の風習をいまに伝える「うどんの日」 制定の裏側とは?

昨日7月2日は、夏の到来を告げる雑節「半夏生(はんげしょう)」です。かつて、農家にとっては田植えや麦刈りを終える目安として、重要視されていました。

うどん消費量日本一を誇り、「うどん県」との異名を持つ香川県では、半夏生の頃、収穫したばかりの小麦でうどんを打ち、繁忙期の労をねぎらう風習が脈々と受け継がれ、1980年、7月2日を「うどんの日」として制定しました。

気温や湿度が段々と上昇するこの時期、つるんとした喉越しに、ツヤツヤ光る絹肌のうどんが恋しくなったら、クッキングパパ「COOK.90 日本の夏だっ!! うどん」を参考に、自分でうどんを打ってみませんか。

材料は強力粉(もしくは中力粉)と塩(あら塩)のみ。新麦が出回っていたら、コシのあるうどんができ上がるのでおススメです。材料はいたってシンプルだからこそ技が生きるというもの。今回は足まで使って、いい汗かきながら挑戦してみましょう。

捏ねて踏んで寝かせて…夢中になれる手打ちうどんの生地作り

まず、大きめのボウルにふるった小麦粉を入れ、塩水を少しずつ注ぎながら休まず混ぜ続けます。全体に塩水が行き渡ったら、グッと力を込めて粉をまとめていきましょう。ひたすら、粘土を捏ねるイメージですね。そぼろ状が段々とかたまってだんご状になったところで、「足踏み」を行います。

足踏みとは、捏ねた生地を厚手の清潔なビニール袋で二重に包み、上から足でギュギュッと力を入れて踏み込む作業です。かかとに重心をかけて生地にツヤが出るまで根気強く踏み続けましょう。足踏みが足りないとコシが出ず、あまり踏み過ぎると、硬くなってしまうのでご注意を。

足踏みが終了したら、生地を寝かせます。この熟成時間が味の決め手になりますので、気温や湿度に合わせた適正な時間を判断しましょう。

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クッパパ流手打ちうどんレシピのコツ 実はパスタマシンが超便利...
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この記事のライター

中島幸恵
中島幸恵

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