本場で研修を重ねて生み出した、こだわりの味
「NISHIKIYA KITCHEN」の主力商品はカレー。その美味しさを追求するために同社では2010年から10年間、カレーの本場インドに研修旅行へ行き、技術を磨き上げている。
現地では、バターチキンカレー発祥のお店などを巡ったり、料理教室に参加したり、時には家庭料理を学んだという。
レストランでは厨房の中に入って、調理過程を見せてもらう中でオリジナルスパイスミックスの配合を教わることもあったのだそう。
上記のこだわりで触れた「カレーリーフ」や「パニール」は、このインドで学んだ味を再現する際に材料の確保が日本では難しかったため、「無いなら作ろう」という結論に至った結果。
その中でも特に「カレーリーフ」は熱帯性のスパイスのため、本社のある宮城県は雪も降る土地柄、越冬などが難しく最初の数年間はうまく育たなかったのだそう。試行錯誤の末、現在はハウス栽培で年間100kgほどが収穫できるようになっている。
カレーの要であるスパイスは、味づくりを担当する商品開発部が厳選。同じスパイスでも産地によって香りなどが異なるので、スパイス感が引き立つように考えられているのだ。
ラインナップは約120種類! レトルト食品がズラリ
カレーは「ベーシック」、「ワールド」、「インドカレー」、「クリエイティブ」、「和風」、「キッズ」、「7大アレルゲン不使用・減塩」、「プレミアム」のシリーズがある。
一番人気の「レモンクリームチキンカレー」(400円)やインドカレーの人気者「バターチキンカレー」(550円)、定番の「ビーフカレー」(500円)などなど、なんと約60種類を展開。
さらに、「東京ミッドタウン店」オープン記念のスペシャルなカレーも用意されていた。こちらのお味については記事の後半で!
そのほか、スープやパスタソースなどがズラリと並ぶ。ドリンク類も「カレーのあとに飲むコーヒー」(180円)や「マサラチャイの素」(280円)といったものがあり、選ぶ楽しさが満載だ。
この直営店6店舗目である「東京ミッドタウン店」は、物販だけでなく都内初のテイクアウトができる店となっている。
11時~14時のランチタイムは、「レモンクリームチキンカレー」(620円)や「梅しそキーマカレー」(600円)、「ガーリックシュリンプカレー」(600円)をはじめ、全5種類のみオーダー可能。14時以降は店内に並ぶ約60種類のカレーから選ぶことができる。
ご飯はツヤツヤふっくらとした宮城県産の「つや姫」。好きなレトルトカレーを選んだら、環境に配慮した植物由来のカレーポットに入ったご飯にカレーをかけて提供される。
それにしても、お店にあるほぼすべてのカレーが選べるのはすごい。週1回食べたとしても全種類を制覇するには約1年かかる。気に入ったものはリピートもしたくなるし、なんともうれしい悩みではないか。