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「世界の料理を『カンタン』に。」をコンセプトに、約120種類のレトルト食品を販売している『にしき食品』(宮城県)。『無印良品』の大ヒット商品であるレトルトカレーを作っている会社といえば、ピンとくる方も多いだろう。その美味しさからもわかるように、こだわりの商品を作る同社が情報発信拠点として、『NISHIKIYA KITCHEN 東京ミッドタウン店』(東京都港区)を2022年6月17日にオープン。“レトルトに本気で向き合う”会社の本気をお伝えします!

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こだわりの結果、化学調味料・着色料・香料不使用になったレトルト

『NISHIKIYA KITCHEN 東京ミッドタウン店』

“レトルト食品を「手抜き」ではなく、「カンタン」にすること”を目指すと共に、“世界中の料理をレトルトパウチに詰めて提供すること”をモットーに商品づくりを行っている「にしき食品」。

「NISHIKIYA KITCHEN」という自社ブランドを立ち上げ、季節限定品も含めおよそ120種ものレトルト食品を販売している。

約120種類ものアイテムがズラリ
約120種類ものアイテムがズラリ

「レトルト食品に本気で向き合っている」と言うが、素材を生かすそのこだわりを聞いたら、想像の斜め上をいっていて、思わずうれしくなってしまった。主なこだわりは以下の通り。

●こだわり(1)「水」
蔵王山系と甲子旭岳を水源とする水を、活性炭とセラミックの4層フィルターを使った特別な浄水器で濾過して、より純度を高めて使用

●こだわり(2)「塩」
塩は「シママース」やドイツの岩塩「アルペンザルツ」など、複数の塩を料理に合わせて使い分けている

●こだわり(3)「油」
圧力をかけて丁寧に絞る「圧搾製法」の菜種油を採用。菜種本来の風味があり、上品な香りが特長(一部の商品を除く)

●こだわり(4)「カレーリーフ」
主に南インドのカレーで使われるスパイス。フレッシュなものが日本では入手困難のため、地元・蔵王の農家さんと共に4年の年月をかけ栽培

●こだわり(5)「パニール」
北インドのカレーによく使われる食材で、いわゆるインド風のカッテージチーズ。「蔵王酪農センター」と研究開発

素材に真剣に向き合っているからこそ、こうしたこだわりに行き着いたのだろう。

化学調味料、着色料、香料は不使用だが、「それらを使わなくても美味しく仕上がるから」と判断基準を教えてくれたのは、営業本部本部長の菊池洋一さん。その分、素材をふんだんに使っていることが「NISHIKIYA KITCHEN」の商品の特長だ。

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本場で研修を重ねて生み出した、こだわりの味...
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市村 幸妙
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