たっぷり栄養を蓄えて
答えは(2)の「シジミ」です。
夏の土用は、丑の日に「う」のつくものや黒いものを食べると良いという言い伝えがあります。「う」のつくものとして、うなぎのほかに「うどん」、「梅干し」、胡瓜(きゅうり)・西瓜(すいか)などの「瓜(うり)」、黒いものとして「土用しじみ」などが食されます。
なお、シジミには旬が2回あり、夏のシジミは産卵期を迎え栄養豊富で、『土用しじみ』と呼ばれます。冬のシジミは寒い時期に備え栄養を蓄えており、『寒しじみ』と呼ばれます。
(1)のイカは、春の土用に食べると良いとされる食べ物です。
春の土用は、戌(いぬ)の日に「い」のつくものや白いものを食べると良いという言い伝えがあり、イカのほかにも「イワシ」「イチゴ」「しらす」などが食されます。
(3)のサンマは、秋の土用に食べると良いとされる食べ物です。
秋の土用は、辰(たつ)の日に「た」のつくものや青いものを食べると良いという言い伝えがあり、サンマ(青魚)のほかにも「大根」「玉ねぎ」などが食されます。