●いかの塩辛(調理編)
1)イカの胴、ゲソ、エンペラ、肝を48時間以上冷凍したら、冷蔵室に移し、ひと晩かけて庫内解凍する。
2)解凍できていたら、イカの胴を1cm幅ほどの大きさで食べやすく切り、ガラスボウルなどに入れてイカの肝とあえる。肝はザルなどに置き、割りばしで肝の薄皮を破るようにして中身を出し、ザルで裏ごししてからイカの胴とあえる。
3)イカのゲソとエンペラは食べやすく切り、ガラスボウルなどに入れて、2)で使った肝の皮の残りとあえる。※肝の皮は包丁でこまかく刻んでからあえましょう。
4)それぞれ半日ほどおいて味をなじませたら、イカの胴の塩辛、イカゲソの塩辛とも、文句なしの「いかの塩辛」に仕上がる。※オイラは胴とゲソなどを分けて塩辛にしていますが、もちろん一緒にあえてもかまいません。どちらの塩辛も低塩のため、解凍してあえた翌日までには食べきりましょう。
文・写真/沢田 浩
さわだ・ひろし。書籍編集者。1955年、福岡県に生まれる。学習院大学卒業後、1979年に主婦と生活社入社。「週刊女性」時代の十数年間は、皇室担当として従事し、皇太子妃候補としての小和田雅子さんの存在をスクープ。1999年より、セブン&アイ出版に転じ、生活情報誌「saita」編集長を経て、書籍編集者に。2018年2月、常務執行役員パブリッシング事業部長を最後に退社