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満月と新月のときだけ授与されるお守り!

以前から聞いていたお守りの話。その場所へと向かってみました。『丹後一宮 元伊勢 籠(この)神社』、そして『奥宮 眞名井神社』。 “元伊勢”とは、三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮が現在地に還る以前に祀られていたという故事を持つ由緒正しい神社のこと。いわば“お伊勢さまのふるさと”とも呼べる場所。

籠神社の本殿は伊勢神宮と同じ神明造りで、高欄には伊勢神宮と籠神社にしかないとされる五色の座玉(すえたま)がみられ、つながりの深さをしみじみ感じます。

伊勢神宮と同様の神明造の社殿を持つ籠(この)神社。現在の本殿は1845(弘化2)年に再建。京都府の有形文化財に指定されている。
本殿の高欄を飾る青・黄・赤・白・黒の「五色(ごしき)の座玉(すえたま)」。伊勢神宮正殿と籠神社にのみ見られる装飾だという。©️丹後一宮 元伊勢 籠神社
日神(天照大神)と月神(豊受大神)をともに祀る籠神社で、新月と満月の日にのみ授与される「産霊(むすひ)守」。一対で「明」日の文字があらわれる。

東門を出て15分ほど歩いた高台に佇む『奥宮 眞名井神社』が籠神社発祥の場所。天照大神(あまてらすおおみかみ)と豊受大神(とようけのおおみかみ)がともに祀られていた場所です。社殿の奥には神が宿るとされる古代の磐座(いわくら)があり、その荘厳な佇まいには背筋もピンと伸びるようです。

鳥居の先に見えるのが眞名井神社の社殿。社殿の奥に豊受大神をまつる主座、天照大神を祀る西座、ふたつの磐座が鎮座する。
鳥居の手前に置かれた岩からは、天村雲命(あめのむらくものみこと)が天上から持ち帰ったとされる「天の眞名井の水」が湧き出る。

新月と満月の日に参拝する産霊詣り(むすひまいり)の時だけ授与されるお守り「産霊守」もタイミングが合えばぜひいただきたいですね。

缶詰だっておいしい宮津。

旅の終わりで忘れては行けないのはお土産。近年SNSなどで評判の『竹中缶詰』の〈橋立印 オイルサーディン〉は外せません。近海でとれた小ぶりのいわしを、ひとつひとつ丁寧に手作業で加工。そのままつまみにするもよし、サンドイッチやピザなどの具材にしてもよし。お土産用パッケージは天橋立が前面に描かれているので、友人に贈るお土産にもぴったりです。

竹中缶詰〈橋立印 オイルサーディン〉(570円・税込)。さらりとした綿実油に近海でとれた小ぶりのいわしが丁寧に詰められている。
道の駅『宮津まごころ市』で見つけた〈宮津カレー焼きそば袋麺〉

そしてもうひとつは宮津カレー焼きそばのインスタント袋麺。こちらは宮津の中心部にある道の駅『宮津まごころ市』などで販売しているウェットタイプの〈宮津カレー焼きそば〉。家でも宮津カレー焼きそばが楽しめちゃいますね。『飯尾醸造』のお酢も買ったし、実はワイナリーもあって……と。

たっぷりと楽しんだ京都宮津の時間。心もお腹もうれしい満腹。宮津! THANK YOU!

飯尾醸造

[住所]京都府宮津市小田宿野373
[電話]0772-25-0015
[営業時間]9:00~12:00、13:00~17:00
[定休日]土・日曜、祝日
[備考]蔵見学は当面見合わせ、店舗は通常営業

瑞松苑

[住所]京都府宮津市国分10
[電話]0772-27-1488
[営業時間]11:00〜15:30
[定休日]無休

丹後一宮 元伊勢 籠神社、奥宮 眞名井神社

[住所]京都府宮津市字大垣430
[電話]0772-27-0006
[開門時間]7:30~16:30(電話受付、授与所開設時間は8:30~16:30)
※季節や土日祝など時間が延長になる場合があります。

編集/エディトリアルストア
取材・執筆/成田孝男、渡辺美帆
写真/名取和久

※情報は令和4年8月23日現在のものです。

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おとなの週末Web編集部
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