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マツコ・デラックスさんがMCを務める人気番組『マツコの知らない世界』(TBS系、火曜午後8時57分~)は、いろんなジャンルのゲストを招き、軽妙なやり取りとともに、ゲストの得意分野を深く掘り下げて紹介する内容が魅力です。今夜9月20日の放送は「秋の2時間SP」。その中で、「京都グルメ」が取り上げられます。『おとなの週末Web』でも、これまでに数々の京都グルメや名所を紹介してきました。ダイジェストの記事で、おススメ情報を振り返ります。

京都・宮津のカレー焼きそば、ビールが欲しくなる旨さ!

全国で話題にのぼるご当地グルメ。どちらかというとB級グルメに注目が集まりますよね。安価に気軽に楽しめる多彩な味。それを目的にご当地へ足を延ばす人も多いことでしょう。

京都にも、“それ”もちろんあります。ということで京都市街から電車に乗って約2時間、クルマでも2時間弱の海の京都・宮津へ。目的のメニューは〈宮津カレー焼きそば〉。カレー味、醤油味、ソース味……なんてことを考えつつ、せっかくの宮津旅ですから1泊旅行を計画。

さあ、“ソウルヌードル オブ 宮津”を掲げるカレー焼きそば、来ましたよ。宮津カレー焼きそば会の代表としても活動されている家城(いえき)総明さんの店『カフェ・レスト絵梨奈』はカレー焼きそばを語る上で欠かせない、“ドライ”と“ウェット”の両方が味わえる喫茶店。

カレー焼きそばと宮津の関係は古く、昭和30年台にまで話はさかのぼります。台湾から来た王(ワン)さんの店、平和軒の「カリそば」がはじまり。すでに王さんも店もなくなっていますが、この“カリそば”を食べたいと常連さんから相談されて開発したのが、家城さんのカレー焼きそば。ブレンドしたカレー粉と白湯、しょうゆラーメンスープがベース。背脂やラードの効いたスープが味わえるラーメン風は“ウェット”、スープのコクが麺にしっかり絡みつく焼きそば風が”ドライ”。具材は一緒なのに風味の残り方が異なります。

平和軒が閉店する前からカレー焼きそばを出す店は数店あり、その味わいは宮津の街にしっかり根付いていたのだとか。現在は9軒の店で食べることができるそうで、各店のオリジナリティが楽しめます。

・京都宮津でご当地グルメと、美景美食な1泊2日 前編
https://otonano-shumatsu.com/articles/276799

昭和7年創業の老舗料理旅館「ひろや」で、川床料理

京都の夏は暑い。日中35度を超える日も珍しくない。そんな京都で「避暑」が出来て、「開運」を呼び込み、そして河床でのフルコースの「美食」を堪能できるスポットがある。

今回出かけた貴船神社が、その地である。京都駅から北へ約18km、山々に囲まれた京都の奥座敷といわれる場所。京都駅から電車やパスなどの公共交通機関を使うと40分ほどで、貴船神社に到着する。

私は叡山電車を利用して貴船口駅で下車した。ちなみに、貴船は「きぶね」と読むが、貴船神社のみは水の神様を祭る神社で、濁ることが好ましくないため「きふね」と発音するのだという。駅から出てすぐに、貴船川の清流が目に飛び込んでくる。この貴船川は鴨川の源流にあたる。澄んだ穏やかな流れ。水中の苔や川藻も透けて見えるほど透明度は高い。川を渡るひんやりとした風が来た人を迎えてくれる。「あっ、涼しい」と、思わず声が出る。

(中略)

本宮での参拝を済ます。そして貴船神社の湧水をミニボトルに詰めて(オリジナルのボトルを500円で販売)、持ち帰る。さて、神社を後にして昼食だ。

貴船神社下にある昭和7年創業の老舗料理旅館「ひろや」で、川床料理をいただく。川の上に土台を作って板を敷き、水上レストランが出来ている。川の流れが冷気を呼び、涼しい神社よりもさらに涼やかだ。

ビールもキンキンに冷えており、お造りや鮎の塩焼き、ハモを堪能する。最高の涼の美食だ。川の流れに目をやりながら、京都の夏を味わう。街中の蒸し暑さとは無縁の別世界。そこに風が私の頬を撫でる。風の京都、涼しい風を感じる貴船神社は、今この夏しか体験できない。

・ブラタモリでも紹介、涼と開運と美食の京都「極涼旅」
https://otonano-shumatsu.com/articles/272883

美山が誇る「京地どり」の絶品「すき焼き」

京都市内だけを巡って、帰路に着いていたあなたへ。古都の北と南、千年の都を支えてきた山々と川の向こうには、さらなる美味と豊かな自然、悠久の歴史が眠っています。新たな京都と出会いに、いざ森の京都、お茶の京都、海の京都へ。 今回は、「森の京都」前編です。京都市の北西に広がる、緑豊かな土地。険しい山から湧く水源は多様な農作物を育みます。昔からの里山が残る、”森の京都”を旅してみよう。

三方を囲む山々が“天然の城壁”の役割を果たすため、千年の都がおかれた京都盆地。東には比叡山、その西側、鴨川の源流付近にあるのが、源義経と関わり深い鞍馬山だ。

では木々が茂るその山を越えた先には?市境からそう遠くはない地に、日本の農村の原風景が残る『美山かやぶきの里』が佇んでいる。

市内から美山に向かう場合、鞍馬方面から抜ける道路は幅が狭いため、国道162号線沿いに西山連峰を突っ切るのが一般的だ。途中、紅葉の名所・神護寺の門前を通り過ぎる。

鮎の漁場として知られる由良川とぶつかれば、目的地は間近。府道沿いに清流を遡ると、国の重要伝統的建造物群保存地区『美山かやぶきの里』にたどり着く。

地元で“北集落”と呼ばれるこの地区では、50戸のうち39棟が茅葺(かやぶき)屋根。中の造りは、『美山民俗資料館』で見学可能だ。茅葺きは、夏は涼しく冬は暖かいが、20年に一度、茅の葺き替えが必要。そのために伝承された茅採集と茅葺きの技術は、2020年、ユネスコ無形文化遺産に登録された。

また集落にはカフェやレストランが点在する一方で、昔からの住民が生活し、里山の日常も垣間見える。

「観光のお客さんに見られながら暮らすのに慣れるまで、集落の方々には大変なご苦労があったと思います。けれども『かやぶきの里』が有名になって、美山が広く海外にも認知されるようになりました」

と、今宵筆者が宿泊する『枕川楼』の女将・長野綾子さん。由良川の支流沿いにあって春は山菜、夏は鮎、秋は松茸、冬はジビエなど、美山の旬が味わえる料理旅館だ。

到着したら、まずひと風呂。露天からは森林の緑が眺められ、川のせせらぎが聞こえる。お湯は谷の天然水を利用したもので、身体の芯までポカポカに。湯上がりに部屋で寛げば、「『ここは、何もないのがいい』と、お客さんによくいわれます」との女将の謙遜にも納得の、心にしみ入る静けさなのだ。

夕食は美山が誇る「京地どり」のさまざまな部位が楽しめるすき焼きを。ほどよく締まった身はコクがありながらもあっさりとして、同じ地鶏の卵に浸せば、いい塩梅の旨み×旨みだ。

・市内から1泊2日旅で出合える 知られざる京都の美味【第1回 森の京都 前編】
https://otonano-shumatsu.com/articles/260524

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

今夜の『マツコの知らない世界』で「ハンバーグの世界」が放送されます。ということで、『おとなの週末』編集部が自信を持っておススメできる「絶品ハンバーグ」情報の数々をご紹介!

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おとなの週末Web編集部
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