老舗が手掛けるノルウェーサバを使った至高の鯖寿司
サバヌーヴォーフェスには多彩なサバヌーヴォーグルメが登場。こちらは自由が丘のイタリアン『タンテリーザ笑多(しょうた)』の「サバヌーヴォーとポロネギ、ドライトマトのカサレッチェ」。
今年は、加工品のラインナップも充実をはかる予定だそう。そんななかで注目すべきはこちら!
「Yakisaba Infinity(ヤキサバ インフィニティ)!
まるで、高級ブランドのようなラグジュアリーな名前を冠しているのは、サバヌーヴォーを使った「焼き鯖寿司」だ。
手掛けるのは、福井県小浜市『若廣』。羽田空港で5年連続空弁日本一を誇る、焼き鯖寿司の老舗が、サバヌーヴォーのおいしさを最大限活かすべく完成させた、渾身の逸品だ。
「サバヌーヴォーはしっかり脂がのっているのに、重さがまったくない。この軽やかな脂のよさを、いかに『焼き鯖寿司』で表現するか、試行錯誤を重ねました」と語るのは、若廣取締役CMOの佐野博隆さん。
卓越したサバの焼成技術を誇る若廣。本来は、佐野さんいわく「他社にはマネできない、うちだけの技術」という、独自の調整を徹底的に施したジェットオーブンで仕上げている。しかし、しかーし! サバヌーヴォーのおいしさを極めるために、製造工程までスペシャル化。
なんと職人が「炭火で1枚1枚、手焼き」!
本気である。
「手間はかかりますが、備長炭でていねいに焼いてこそ、フレッシュなサバヌーヴォーの良さを、最大限に活かせると考えました」と佐野さん。フカフカと柔らかいサバヌーヴォーの身質も、これならキープできるのだという。
目指したのは「焼き鯖寿司の最高峰」。
もちろん焼き鯖寿司は「サバ、シャリ、具の一体感」が重要。
シャリも具も、こだわりを尽くす。サバの旨みと香りを引き出すためにブレンドした酢を加えて仕上げたシャリは、福井県産コシヒカリの特Aを使用。具材は、厚みや面の大きさまでこだわったオリジナルのガリに、大葉。
炭火焼きで香ばしく仕上げたサバヌーヴォーとともに、独自の「手巻き製法」で硬すぎず、ふわっとほどける仕上がりに。
その味わいは……「ドラマティック」!
口に入れると香ばしさのあとに、麗しいまでの脂がなめらかにほとばしる。
焼き鯖寿司なのに「驚愕のモイスチャー系」!
こんなしっとりした焼き鯖寿司がこの世に存在するとは!
まろやかな脂を、程よくシャリの酸味がマイルドに受け止める。そして、口の中にじんわりエレガントな脂の余韻が残る。ああ、悦楽のひととき(涙)。
はっきり言って、未体験の味。ひと切れが宝石のような「無限大」のおいしさを、ぜひ味わって。
いやはや、最高のサバは何をしてもおいしい。一体全体、どういうこと!?
というわけで、いきなりですが行ってきましたノルウェー!