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肉全体にバランスよく火が通る…厚い鉄板のメリット 

一般的なキャンプで使われる鉄板は、薄い2〜4mmのものがほとんど。これにより、軽量化をすることができ、持ち運びが楽になりますが、

・火が当たる部分のみ局地的に熱くなり、肉全体に熱が均一に通らず、焼きムラが生じてしまう
・厚みがないため蓄熱性が低く、肉を置いた瞬間から鉄板の表面温度が下がり始め、適温を維持できず肉の旨味を逃してしまう

などのデメリットが生じてしまいます。

そこでオススメなのが、分厚い鉄板を使うこと。本格的に肉を焼きたいときのマストアイテムです。

想像してみてください。ステーキ屋さんで食べる肉は自宅やキャンプで焼く肉と全然違うと感じた経験はありませんか?そうです、鉄板の厚さひとつでここまで違うのです。

では鉄板を厚くするとどのような効果を得られるのか。鉄板を厚くすることにより、鉄板にしっかりと熱が蓄えられ、肉を置いても表面温度が下がりにくく、肉の旨味を逃さずにジューシーに焼き上げることができます。また、厚みがあることで水平方向へも熱が伝わり、鉄板全体が熱くなるため、肉全体にバランスよく火が通り、焼きムラが生じにくいという効果が生まれます。これが分厚い鉄板で焼いたときのメリットなのです。

厚さ6mmの「ごくあつ鉄板」でお店のような味に

ところで、筆者が日常使っているのが、NUTS OUTDOOR製の「ごくあつ鉄板」。こちらは9mmの厚さに成型し、3mm分をくり抜いた鉄板で、ソロキャンプ用ではダントツの厚さを誇っています。ステーキショップを参考にしながら制作した商品らしく、肉が均一に焼けるギリギリの厚さの6mmを死守しているとのこと。実際にこの鉄板で肉を焼くと、お店のような味わいになるため、キャンプやべランピング(自宅ベランダで行う快適なキャンプ)で、肉を焼くときには必ず愛用しています。

NUTS OUTDOOR製「ごくあつ鉄板」

大自然の中で美味い肉を味わってみたいと言う方は、ぜひ厚さがある鉄板を探してみてください。大袈裟でなく、キャンプで味わうステーキの概念が変わるかもしれませんよ。

「ごくあつ鉄板」で焼いたステーキ

文・写真/中山圭

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中山圭
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