「つけめん」は「ラーメン」か?
私どもは頑者さんが出店する際に「つけめん」は「ラーメン」か?という長年続けられてきた議論に対して、そろそろ結論を出す時期が来たのではないか?と思い、様々な角度から検証を行いました。私たちが着目したのは「製麺屋さんの出荷割合」と「毎年発売されているラーメン本」を2000年と2005年、2010年で比較しました。
2000年の情報誌を見ても、夏に「つけめん」特集が組まれる程度で、夏に食べるものという「冷やし中華」と同じ扱いに過ぎませんでしたが、2010年には1年間通して特集が組まれるようになりました。
また、多くの有名ラーメン店の麺を作られている株式会社三河屋製麺の宮内厳社長によると「2000年はつけめん用の麺はほとんど需要がありませんでしたが、2005年頃から増え続け、2010年には出荷割合の23%を占めております。この数字には中国料理店用の麺も含んだ割合ですので、ラーメン店だけで考えたら今やつけめん用の麺は40%近くを占めております。つけめんは定着したと感じます」(2010年時のインタビュー)
そもそも「蕎麦」というジャンルから考えて見ると「ざる蕎麦」と「かけ蕎麦」は同じジャンルの食べものとして認識されています。
総務省が調査する「家計簿調査」の統計の中華そば部門には「つけめん」も「中華そば」に含まれており、「つけめん」は「ラーメン」として扱われています。そのような調査結果から私どもは「つけめん」は「ラーメン」であると2010年の時点で結論を出したのです。
あの銘店をもう一度・第3弾・「頑者」
出店期間:2022年8月12日(金)~9月1日(木)
出店場所:横浜市港北区新横浜2-14-21
新横浜ラーメン博物館地下1階
※旧支那そばや跡地
営業時間:新横浜ラーメン博物館の営業に準じる。
※「頑者」の出店は、2022年8月12日~9月1日で終了しています。
『新横浜ラーメン博物館』の情報
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
交通:JR東海道新幹線・JR横浜線の新横浜駅から徒歩5分、横浜市営地下鉄の新横浜駅8番出口から徒歩1分
営業時間:平日11時~21時、土日祝10時半~21時
休館日:年末年始(12月31日、1月1日)
入場料:当日入場券大人380円、小・中・高校生・シニア(60歳以上)100円、小学生未満は無料
※障害者手帳をお持ちの方と、同数の付き添いの方は無料
入場フリーパス「6ヶ月パス」500円、「年間パス」800円
※協力:新横浜ラーメン博物館
https://www.raumen.co.jp/