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オリジナルケーキをいただける『ユヌス・エムレカフェ』

さきほどの礼拝堂の向かいには、別棟の建物があり、中に『ユヌス・エムレ』があります。こちらは東京ジャーミイとは別の組織である一般財団法人「ユヌス・エムレトルコ文化センター」が運営しています。

モスクに隣接する建物
モスクに隣接する建物

トルコ語や伝統文化などを伝える教室やプログラムを運営している公的機関が、もともとは生徒さんのための学生食堂としてオープンしたのですが、一般の人にも開放したそうです。

一般の人にも開放
一般の人にも開放

こちらではランチのほか、手作りのトルコ伝統菓子やオリジナルの日替わりケーキをいただくことができます(ハラール認証されていない食材を使ったメニューもあるので、イスラム教徒の方は購入前にご確認を)。

ケーキ、伝統菓子は400円チャイは200円トルココーヒーも300円と気軽な値段がうれしいですね。先に券売機でチケットを購入します。

「ヴァクラヴァ」
「ヴァクラヴァ」

トルコの代表的なお菓子「ヴァクラヴァ」は、アップルパイのように、手作りの薄い生地の層を積み重ねシロップを染み込ませたもの。トルココーヒーなどによく合います。

「シミット」
「シミット」

「シミット」というパンについて、「これは何ですか?」と聞かれると、「トルコのベーグルです」と答えているそうです。ゴマをまぶしている表面は香ばしく、中はもちっとした感じで、ベーグルよりも柔らかい印象です。

チーズと食べたり、これに日本の黒蜜に似た糖蜜と練りゴマをつけて食べるのがトルコ流。どこか馴染みのある味わいです。

「ピスタチオケーキ」
「ピスタチオケーキ」

「ピスタチオケーキ」は、トルコがピスタチオの生産が世界3位ということを知ってもらいたくて作った、トルコにはない店のオリジナルケーキだそうです。

上にはトルコ特産のブドウがのっていますが、イチジクのことも多いそう。トルコのピスタチオは他国のものより、淡いグリーンが特徴です。そんなピスタチオの食感と香りをたっぷり楽しめるケーキになっています。

「プロフィテロル」
「プロフィテロル」

「プロフィテロル」は、小さなシュークリームにチョコレートをかけたもので、本場トルコでは、シュークリームが見えなくなるほどたっぷりチョコをかけるのだとか。トルコではかなり人気で、専門店も多くあるそうです。

左奥に見える餃子型のお菓子は、「ピスタチオのクラビエ」中にリンゴとピスタチオが入った柔らかなクッキーです。右後ろに見えるリンゴが乗ったお菓子は「リンゴのレバーニ」といって、セモリナ粉のケーキです。スポンジにもリンゴを使い、生クリームとヘーゼルナッツをあしらったもの。

そのほか、東西文明の十字路トルコならではのスポンジにカルダモンとポピーシードを混ぜこんだ香りのいいケーキや生地にローズウォーターを入れて、香り豊かに仕上げたものなど、食感も楽しいケーキが。

「ケーキの種類や量は日によって変わります。またイベントなどで休業日以外にも休みや営業時間を変更することも。教室のTwitterなどで告知しています。隣接はしていますが、東京ジャーミイとは別組織ですので、開店日などの問い合わせはくれぐれも一般財団法人ユヌス・エムレトルコ文化センターへお願いします」とのこと。

この週末、東京から出ずに異文化体験できる東京ジャーミイやカフェで1日、楽しんでみては?

■『ユヌス・エムレカフェ』
[住所]東京都渋谷区大山町1-19
[電話番号]03-6452-9258
※東京ジャーミイについての問い合わせはこちらにしないこと。
[営業時間]11~17時[定休日]金※急な休みや営業時間変更あり。カフェのサイトやSNSはないが、ユヌス・エムレトルコ文化センターのSNSで休業日をお知らせしているので事前にチェックを。
[交通]小田急線代々木上原駅から徒歩5分
[公式サイト]一般財団法人ユヌス・エムレトルコ文化センター:https://tokyo.yee.org.tr/
[SNS]Twitter:@yeetokyo Facebook:https://www.facebook.com/yeetokyo

撮影/小島 昇(東京ジャーミイ 礼拝堂場、ユヌス・エムレカフェ) 取材/白石あづさ

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