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もつだけじゃない!? 隠れた絶品メニューとは「お新香」

串は「鳥タタキ(つくね)」(165円)が、かなりユニーク。ハンバーグを作るように、粗目のミンチをよ~く捏ねており、丁寧な仕込みがうかがえます。塩をつけて頬張ると、プリっと練り物のような食感がたまりません。酒のアテにもってこいの一串です。

鳥タタキ(つくね)

酒は、オリジナルの緑茶割「わかば割り」(407円)をはじめ、もつに合うホッピー、酎ハイ、焼酎など飲み飽きません。

刺で印象的なのは、「シロ刺し」(495円)。絶妙な火加減で湯引きされたシロは、ふわっととろけるような口当たりで、甘味さえ感じられます。串も刺も、熟練の技が冴えわたります。

シロ刺し

一品料理も負けていません。「タンおろし」(495円)は、豚タンの脂身を酢醤油と大根おろしがさっぱりと流してくれて、ほっとする味わい。「軟骨あられ」(495円)もあっさり塩味で、コリコリした歯ごたえに箸も杯も止まりません。

タンおろし

名物は、もつだけにあらず。「お新香」(385円~)が、口直しを超えたハイレベルな美味しさ。ほのかな糠(ぬか)の香りとうま味の効いた大根、ニンジン、キュウリ、ナスは、絶品中の絶品。ふだん、お新香はちょっとつつく程度で余らせてしまうけれど、ここのはあっという間に完食。地味ながら、圧倒的な存在感がありました。

お新香

たらふく食べて飲んで、この日は1人5000円ほど。懐を気にせずリーズナブルに酔えるのは、やはり下町ならでは。今後も、この辺りに足しげく通うことでしょう。

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おとなの週末Web編集部
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