途中下車して「杉並アニメーションミュージアム」を訪問
例によって「バスグルメ」と言いながら、また全然バスに乗ってないじゃん、って? いえいえ乗るんです、これから。実はサンライズ、2代目本社から更に引越し。2021年に荻窪(杉並区)に移ってるんです。だからそこまで、バスに乗って移動しようというわけ。
山手線の西側って、鉄路が放射状に延びていてその間を、バス路線がアミダくじの横棒のように繋いでる。だからこういう場合、バスを利用して移動するのが最適なわけです。
まるでスペースコロニー「サイド7」から、地球に帰還する宇宙戦艦ホワイトベースみたいですなぁ。すると上井草がサイド7で荻窪が地球、これから乗る西武バス「荻14」系統がホワイトベースってこと? そう思うとワクワク感がより、高まる高まる。
上井草と荻窪を結ぶ路線バスは他にも、「荻15」系統とかあるんだけど、そっちに乗ってはいけない。それでは「荻窪警察前」を通らないからだ。そう、今回はここで途中下車。「杉並アニメーションミュージアム」があるからなんです。
ここは東京工芸大学が運営してる施設で、アニメの歴史から現状、将来像までアニメ全般に亘って展示・紹介されている。説明によるとアニメ制作関連会社は全国に811社あって、その内149社が杉並区にある(2020年の調査より)んだって。もちろん市区町村として日本一。だからここにアニメ博物館がある意味は充分ある、ってわけです。
すぐ近く、青梅街道沿いの「八丁通り商店街」には、ガンダムを始めとするアニメフラッグが街灯ごとに掲げられてましたよ。いやぁ文字通り「アニメの町」!
ミュージアムの目の前には旧上荻窪村の総鎮守、荻窪八幡神社が鎮座している。旅の成功を祈念してお参りしてからいざ、施設内へ。エレベーターで3階に上がると目の前が受付。右手に『NARUTO』のポスター、左手にガンダム、斜め前には『ハクション大魔王』がお出迎えしてくれてました。これまたテンション、上がる上がる。
特別展示は間もなく映画最新作が上映されるということで、「ドラえもん展」をやってました。受付や、アニメの歴史など常設展示のある3階から階段を上って、中4階へ。そこには2体のドラえもんと、映画の歴代ポスターをまとめたポスターがドーンと貼り出されてた。1980年からほぼ毎年製作されていて、今回でシリーズ42作目なんだって。スゴいね!! 連載開始が1969年で、私も小学校1年から小学館の各学年雑誌でずっと読んでたものなぁ。歴史の重みを感じます。