「知恵」や「食」などをGIVEしあう「POTLUCK FES23 spring」が3月17日に開催 東京ミッドタウン八重洲 地域経済創発イベント 

2023年3月10日にグランドオープンしたばかりの東京ミッドタウン八重洲。この建物の4・5階には、東京駅前という立地を活かした“都市と地域のイノベーション”の起点になるように設けられた「イノベーションフィールド八重洲」が…

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2023年3月10日にグランドオープンしたばかりの東京ミッドタウン八重洲。この建物の4・5階には、東京駅前という立地を活かした“都市と地域のイノベーション”の起点になるように設けられた「イノベーションフィールド八重洲」があります。ここを拠点に、地域経済の“創発”を目指したひとやモノ、知恵などを”もちより”交流が持てる「場」と「機会」と提供する『POTLUCK YAESU(ポットラック ヤエス)』のイベントなどが展開されます。その記念すべき第一弾のイベント「POTLUCK FES23 spring」が3月17日に行われます。地域経済の未来を議論するセッションや交流会など、参加者が「意思」や「食」などの何かを”もちより”集まる1日限りの祭典です。この場所だからできる「食」のイノベーションと、イベントの内容をお伝えします。

『場』と『機会』を提供するプロジェクト

東京ミッドタウン八重洲の5階にあるビジネス交流ラウンジ(堀晃和撮影)
東京ミッドタウン八重洲の5階にあるビジネス交流ラウンジ(堀晃和撮影)
東京ミッドタウン八重洲の5階にあるビジネス交流ラウンジ(堀晃和撮影)

『POTLUCK YAESU』は、「地域経済で挑戦する人々が集い、意思を共有し、つながる『場』と『機会』を提供するプロジェクト。既存の組織の枠を超え、目的を成し遂げるための行動を促し、各地域における経済の活性化や産業の新たな協働を生み出す機会を創出」(POTLUCK FES23 spring資料より)することを目指しています。

東京ミッドタウン八重洲の5階にあるビジネス交流ラウンジ(堀晃和撮影)

2023年3月17日に東京ミッドタウン八重洲の4・5階「イノベーションフィールド八重洲」で行われる『POTLUCK FES23 spring』は、日本全国から400名規模の人が集まる地域経済創発プロジェクトのイベントです。

東京地域経済の未来を議論するセッションに登壇するのは、経済学者であり東京大学大学院経済研究科教授、東京大学マーケットデザインセンター(UTDM)センター長の小島武仁氏、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任准教授の古里圭史氏、NewsPicks Re:gion 編集長・ 呉琢磨氏をはじめとした、各方面で業界をリードする方々です。

トークセッションは13時から始まります。そのプログラム内容は、小島氏による基調講演「『地域経済創発』のキッカケ~経済学と地域経済の観点から~」のほか、5つのテーマごとに登壇者が変わり、各回1時間行われます。

「POTLUCK」は”もちよる”という意

関連する展示品のほか、イベント終了後には参加者が地元の食材などを”もちより”で開かれる、アフターパーティーも行われます。 『POTLUCK YAESU』が始動して今回が初めての大規模イベントなので、何か新しいことにチャレンジしてみようというアイデアから参加者に”もちより”の声をかけたそうです。

東京ミッドタウン八重洲の5階にあるイベントスペース(堀晃和撮影)

これから展開されるイベントや”もちより”のアフターパーティーについて、どのような期待があるのか、3月7日に行われたプレス内覧会で、東京ミッドタウンを手がけている三井不動産の八重洲街づくり推進室の上垣和氏と、5階ビジネス交流ラウンジ内に併設されたカフェ「チカバキッチン東京八重洲」オペレーションマネージャーの鈴木彰太氏にお話を伺いました。特に興味深かったのは、食を通したコミュニケーションの力と、「チカバキッチン東京八重洲」で提供される商品の柔軟な対応力です。

『チカバキッチン東京八重洲』広いカウンター 地域の食材を活かしたメニューや料理が提供されます

「この場所は、地域で何かをしたいという思いを持った個人が集まって、予測や意図を超えた”偶発的”な出会いが、全国に起こるイノベーションの創出に繋がれば良いなという思いがあります。

イベントなどが終わってただ立ち話で終わるんじゃなくて、テーブルを囲んで飲み食いしながらしゃべる。その食べものに物語があるともっと良いですよね。持ち寄ったものを通して、ここの魚はこういう地形で育って水が綺麗だから美味しいとか、地域のストーリーが乗っかると、そこを通じた話の深さが増していくので、食を通じたコミュニケーションは非常に大切だと思います」(上垣氏)

東京ミッドタウン八重洲の5階ビジネス交流ラウンジに併設された「チカバキッチン東京八重洲」(堀晃和撮影)

地方からは地酒の持ち寄りが多そうです。それらを「チカバキッチン東京八重洲」からアフターパーティーで振る舞います。

「かなりの量が集まりそうなので、余ったら5階のラウンジ内にある『チカバキッチン東京八重洲』で、”ボトルキープ”のようにPOTLUCKバーのようにお酒を飲めるようにして、それをきっかけに「あなたどこでどんな仕事しているの?」とか、居合わせた人同士の会話が始まりそこからいろいろな繋がりが生まれていくことができたら良いなと考えています」(上垣氏)。

「POTLUCK」には、”もちよる”という意味があります。POTLUCK YAESUのキーワードは「もちよる、つながる、何かがはじまる。」それぞれが持つ知恵を持ち寄りGIVE(ギブ)しあうことで、地域に色々ないいことが生まれ、それが日本や世界にグローバルに広がっていく。この場所に来ることによってビジネスモデルのノウハウがうまく回っていくようなコミュニティ、ブランディングのアイデアを知るきっかけの場にしていきたいそうです。

カフェ『チカバキッチン東京八重洲』は「地域と食」がテーマ

「チカバキッチン東京八重洲」は「地域と食」をテーマにしています。今後行われるイベントとの連携をとりながら地域の食材を使って料理を考えたりするそうです。

『チカバキッチン東京八重洲』テイクアウトのランチボックスも楽しみです

カフェで提供されるのは、地域食材にこだわったランチボックスのテイクアウトや国産のからあげやフルーツジュース、コーヒー豆の焙煎にこだわった全国のロースタリーコーヒーなどです。ランチボックスの内容は変化していきますが、岩手県の鶏肉や海産物を使ったものから始まるそうです。岩手の食材を使うことは、新大久保にある系列店のイベントで繋がりができたからだそうです。

ロースタリーコーヒーは、常備種類を用意しています。今あるのは、沖縄県の『35COFFEE』、宮城県の『フラットホワイトコーヒーファクトリー』神奈川県『堀口珈琲』のものです。クラフトビールは、今後のPOTLUCKイベントに合わせて三重県伊勢市の『伊勢角屋麦酒』の商品や、全国の色々なものが入れ替わるようです。

「東京駅の“チカバ(近場)”で食や地方のものをより”チカバ“にしてもらう取り組みです。地域の美味しいものや、生産者さんの人柄なども共有していきたいです。ここを訪れた方からも「こんな食材があるよ」とか話を聞きながらメニューに反映していきたいです。みなさんの情報の”もちより“や、食材の”もちより”などでここで提供できるものなどが充実していって、僕らが生産者さんたちから聞いた話や体験を通してこの場所からも情報を発信したいです」(鈴木氏)

『チカバキッチン東京八重洲』カウンターの奥にはケータリングにも対応できる広いキッチンがあります

今後のイベントには、現存する市販清酒酵母の中で最古の酵母「きょうかい6号」の発祥の蔵で、この酵母を使用したお酒で日本酒業界にイノベーションを起こした秋田県の新政(あらまさ)酒造との企画もあるそうです。お酒やコーヒーは嗜好品なので好みは分かれますが、選択のひとつに、その商品の背景にある物語を知ることがあると思います。東京駅前で行われる「POTLUCK FES23 spring」は、国内外色々な場所から人が集まりやすく、全国のまだ出会ったことのない食の体験や、日常では知りえないそれぞれの物語を知る機会も与えてくれそうです。

【POTLUCK FES23 spring概要】

【開催日時】2023年3月17日12:00~21:00(アフターパーティー/18:45~)
【参加費】3000円(Peatixniによる事前申し込み)
【会場】東京ミッドタウン八重洲カンファレンス 

文・写真/大島あずさ

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